2013年2月13日水曜日

「いのちがいちばん輝く日」

滋賀県近江八幡(おうみはちまん)市にあるヴォーリス記念病院ホスピス病棟での記録映画。 http://inochi-hospice.com/ 静かなナレーションが日付を告げながら、40日間のホスピスの日々を淡々を写し出します。

朝の祈りから始まる病棟ミーティング。クリスマスや小正月(こしょうがつ)には、ボランティアも一緒になって、病棟が華やかな雰囲気に包まれます。愛犬の訪問に笑顔を取り戻した老婦人。その様子をデジカメで撮影したスタッフは、即座に記念の写真リーフレットを作ってベッドの元に届けました。

骨転移が耐えられない痛みとなった高校の音楽教師、入院後、痛みがコントロールされるようになって、笑顔も出るようになります。東京に住む次男夫婦に生まれた赤ちゃんの顔を見たい、その本人の希望を叶えるために、ホスピス長の細井順先生を始めとして、スタッフ全員が心を配ります。

新幹線の特別室で横になりながら東京に向かい、ホテルで待望の赤ちゃんに対面。そっと腕に抱きかかえた時の、その方の穏やかな顔。それから程なく迎えた旅立ち。身近に住む子供、孫、全員に囲まれます。最後まで患者さんにやさしい言葉をかけながら、診察をする細井先生。泣きながらおじいちゃんの手を握る幼い子どもたち。

その後、家族とスタッフがともに故人を偲(しの)ぶ「お別れの会」が開かれます。そこで細井先生は、旅だった人が家族みんなのこころにいて、みんなを励まし、力を与えることをお話になるのです。チャプレン(病院勤務の牧師)の祈りが別れの時を締めくくります。

死を見つめる時間を過ごす患者たち、そしてそれを支えるスタッフ。穏やかな映像だからこそ、途中で胸が苦しいと感じてしまった私。でも、一杯流した涙のお陰で、とても静かな気持ちで映画を見終えることができました。



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