2011年12月31日土曜日

忘れないで


今朝もラジオに手が伸びてスイッチをオン。目を開けて時間を確かめるのは億劫(おっくう)で、放送の内容で大体の時間がわかるのがいいのです。

福島県の浪江町から新潟に避難している男性の声が聞こえてきました。奥さんは看護師さんなので、患者さんと一緒に東京へ。一人娘さんは、下宿して福島の高校に通い、週末は仙台の祖母の家へ。この男性自身は、避難所を転々として、現在、新潟県の魚沼市のNPOに職を得て働いていらっしゃるとか。

「震災から何ヶ月、と言っても、まだまだこころの中は空っぽです」「今まで多くの方々にお世話になってきました。来年は少しでもお役に立つことがしたいです」

丁寧な物言いの中に、感謝のことばがあふれます。

そして最後に「福島を忘れないでください」と結ばれました。

2011年が終わろうとしています。去年の大晦日とは全く違う生活となった方々のことを、忘れないでいたいものです。

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