2010年9月8日水曜日

耐性菌

健康保険は眼科・歯科で使うだけの私ですが、今年の暑さで、あせものかゆみが取れず、近くの皮膚科に行きました。

私の内科受診で覚えているは、10年ぐらい前のこと。風邪をこじらせて、これは一度診て頂かないと、と殊勝(しゅしょう)にも思った私でした。お決まりの抗生物質と胃薬などを処方されました。そして、その抗生物質を1,2回服用して、完全に「アカン」と思った私でした。

身体の中に新薬が入っていない私です。その抗生物質の働きがメチャクチャきついのです。風邪の症状の辛さとは全く違うことになってしまいました。

それ以降、私は抗生物質は飲んでいません。風邪症状にはけっこうなりますが、お薬なしで、なんとなく治っています。

抗生物質が効かない新しい耐性菌が発見されたとか。もちろん発見された時には、それが広がらないような隔離治療が必要ですが、それ以前に、無駄な抗生物質の処方をやめることが大切だと「専門家」のコメントがありました。

ちょっ と体調を崩すと、まずお医者さまに行って、お薬を処方してもらう・・・それがあまりにも当たり前になっている今の日本。「休んではいられない。薬でどうにかしなきゃ」という考え方なのかもしれません。でも、すぐお薬に頼ってしまっては、せっかくの自分自身が持っている「治る力」を使っていないのでは、と思 います。

抗生物質の服用でヘロヘロになったあのとき、しばらくうなっていた私ですが、それなりにちゃんと復調しています。薬の服用は「本当に必要な時」だけにしようと思います。その時を正しく判断するのも自分の責任ですものね。

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