2009年2月28日土曜日

シニアスキー

2001年2月、何年ぶりかで新しいスキーとスキー靴を手に入れました。スポーツ用品店の店内は短いカービングスキーが主流となっていまし た。スキーの両端が太くなっていて、先端と末部の違いがないのがカービングスキー。どうもその形に馴染めなくて、すみっこに数本展示してあった、旧モデル を買った私です。

ほぼ10年ぶりに、雪の上に立ち、すっと滑った時、「私ってこんなにスキーが上手だったかしら!」と感心したのをおぼ えています。恐ろしいほどのうぬぼれですよね。でも本当にそう感じたのです。少しバランスを変えることで、短いスキーはスイスイ回転していくのです。勝手 に滑ってくれるのです。

「膝曲げて!足首曲げて!谷側に重心を移して・・・」などなど、コーチの大声を聞きながら練習したこと、今となれ ば、何とも懐かしい思い出。現在、スノーボード全盛であっても、ちらほら滑っている新人スキーヤーは、腰のあたりを「ひょい」と動かしてスキーを操作して います。ちょっと危なっかしいのですが、それでもちゃんと滑っているのです。「きれいに滑る」なんてこと、全く気にしていませんが・・・

「還暦過ぎたらスキーデビューを」と呼びかける平沢文雄さん(74)。「シニアのためのベストスキーテキスト」を出版なさったとの新聞記事を見ました。長年ス キーを教えてきた平沢さん、「80歳ごろまで上達を実感できるまれなスポーツ。大自然の中に飛び出し、斜面を克服することで自信が生まれ、生活に張りも出 る」とおっしゃっています。

シニアがスキーを簡単に楽しめるのも、カービングスキーの威力は大きいようです。「無理せず、がんばらず、早 く楽しめるようになった」のだそうです。「スキーは斜面を滑るので、体力が低下しても問題はない。斜面の変化を読み取り、天候などの状況に応じた瞬時の判 断力も身に付く」と、スキーの効用はあれこれ。

カービングスキーでなくても、新素材のスキーに乗って感激した私です。用具を使うスポーツ は、技術の進歩が体力の低下を補ってくれて、年を取っても楽しむことができるようです。

団塊の世代のスキーヤーがこれからもドンドン増えはず。今後スキーを長く楽しむためにも、雪はしっかり降ってくれないと・・・地球温暖化は何としても防がねば!

1 件のコメント:

鸚鵡のマリ さんのコメント...

同じ京都に住むシニアスキーヤーです
平澤先生の主催するNPOナイスエージングスキーヤーズ協会略してNA-SA(ナーサ)の会員です
是非食わず嫌いを言わずにカービングスキーを経験してください、
新しし世界が開けますよ