2009年6月30日火曜日

浄瑠璃寺




京都の南、山を越えれば奈良となる加茂の地にある浄瑠璃寺(じょうるりでら)。
小さい時に両親と出かけたことのある思い出のお寺。

静かな境内(けいだい)の東側に立つ三重の塔にこんなお知らせがありました。

        「薬師さまは六月十五日より修復のため寺を留守にされます。
         期間は約三ヶ月の予定です。」



あらいぐまにお顔をかまれた薬師如来さま、お留守だそうです。
丸みを帯びた和尚(おしょう)さまの文字。
「薬師さま、お早くお戻りを・・・」と思いました。

2009年6月29日月曜日

法廷通訳

私が通訳ができるようになったきっかけは、ガン患者さんたちの勉強会で通訳を頼まれたことからでした。まさしく「ぶっつけ本番」。講師はイギリス人女性。緩和ケア(当時はターミナルケア)専門の看護職の方でした。

専門用語を連発することもなく、ゆっくりしたわかりやすい英語に助けられたというものの、30分弱の講演での私の緊張は、今思い出しても身震いするものでした。

私のことば、つまり日本語が聞き手に届く「ことば」であることに気がついた時、その責任の重さに文字通り背筋に冷たいものが走りました。ガン患者さんやご家族が私のことばから、生きるためのヒントをつかもうと必死で耳を傾けていらっしゃるのがわかったからです。


「法廷通訳の訳し方に注目を」という新聞の投稿記事がありました。裁判員制度がスタートする、この時期、法廷通訳のことばの重要性を提起しています。

模擬裁判員と模擬通訳を使って行った法廷実験の報告がありました。

被告人が被害者に口汚くののしられ、被害者を刺してしまった状況で、被害者の外国語の暴言を通訳が正確に訳すことができず、「大したことをしていないのに、刺されて気の毒だった」という模擬裁判員の反応。

通訳が明確で自信のある話し方をした場合と、ためらいがちに多少弱々しい話し方をした場合、被告人は同じ話し方をしたにもかかわらず、前者の発言が信頼できるように模擬裁判員は感じたこと。

さらに、模擬裁判員は、通訳人の口から出た言葉がそのまま被告人の言葉だと、何の疑問も持たずに受け止めたことが報告されています。


私が最初の通訳の現場で感じたそのものが、この記事にも書かれていると思います。通訳の技量が話の内容をここまで大きく左右してしまうのです。

人の命に関わること、裁判での量刑に関わること、どちらも人の人生を決定づける可能性があります。今後、外国語を話す人を日本の法廷で裁く事例は増加する一方だと思います。

法廷通訳のこの記事は、改めて「ことば」の持つ意味や大きさ、責任を思い出させてくれました。

2009年6月28日日曜日

Chuckのお初

低いところからねらったChuck
顔がはっきりしないのは、写し手の技量不足
動き回るChuckを追いかけるので精一杯

一眼レフを抱えて「カメラマンごっこ」した午後でした

2009年6月27日土曜日

1989年

今週のTimeの特集記事。1989年「20年前、世界が変わった」というサブタイトルがついています。

リストを読んで、すぐにわかるもの、全くわからないもの、色々でした。「それなりに」調べてみました。あまりはっきりわからないものもありますが・・・

日本のバブル経済崩壊がリストの最後に控えています。もう20年経つのですね。


 ・ The Fall of the Berlin Wall ベルリンの壁崩壊

 ・ Russia's Revolution ソ連における変革とゴルバチョフ大統領

 ・ Reagan's Role レーガン大統領の役割
    1987年6月12日にグランデン門前で行ったスピーチ。
    ソ連のゴルバチョフ大統領に壁をなくすように訴えた。

 ・ The World Wide Web インターネットが世界規模に広がる
    http (hypertext transfer protocol)の誕生

 ・ In Tiananmen Square 天安門事件

 ・ Mandela Meets De Klerk マンデラ氏がデクラーク大統領と面談

 ・ A Murder in Peshawar アフガニスタン、反ソ連リーダー暗殺

 ・ Vietnam Exits Cambodia ベトナム軍のカンボジアからの撤退

 ・ The Dalai Lama's Nobel ダライラマ、ノーベル平和賞受賞

 ・ The Hillsborough Tragedy 英国ヒルスボローのサッカー場での死亡事故

 ・ Cold Fusion  常温核融合

 ・ The Satanic Verses 「悪魔の詩」 (イスラム教国との対立)

 ・ Rave Culture レイブ文化 
   マンチェスターから始まったサイケ調の文化や若者の行動

 ・ Gay Marriage 同姓結婚が認められる (最初の国はデンマーク)

 ・ The Sympsons シンプソンス  OH!シンプソンズのファンページ

 ・ Robert Mapplethorpe ロバート・メイプルソープ  (写真家)

 ・ The Exxon Valdez アラスカ, エクソンバルディーズ号座礁事故

 ・ GPS GPSの開発

 ・ Japan's Burst Bubble 日本のバブル経済崩壊

2009年6月26日金曜日

あじさいコラージュ


あじさい三昧(ざんまい)のことしの6月
極(きわ)めつけとして宇治の三室戸寺
あじさいのアップばかりでコラージュ作成

2009年6月25日木曜日

片づけもの

私の母は片づけ能力がとても高い人でした。どこに何があるのかがちゃんとわかっている人でした。

母は2回、交通事故でむち打ち症になりました。2回目の時(最初の事故から10年近くはたっていたはずです)、首に巻くもの(首のコルセット)を、さっと取り出したのです。家族みんなが「すごい!」と驚いたものでした。

こんな母の娘ですが、私は「捜し物人」(さがしものびと)の方です。「えーと、どこにしまったっけ?」「たしかあそこだったはず・・・」のせりふをよく口にする人種です。

「片づけとは、部屋をきれいにすることではなく、物を元にあった場所にもどすこと。そのために定位置を知ることが大切です。」

新聞で見かけた文章、その通り!

物の定位置を決めるための「片づけ」を時々発作的(ほっさてき)にする私です。自分でベストだと思うところに片づけるのですが、その「定位置」の感覚が一時的なものであることが多く、何ヶ月後、何年後となると、またもや「探しもの人」となることがしばしば。

コンピューターは検索が得意ですが、片づけものの内容を一つ一つ入力することは不可能。未来の家なら、家全体で、物の位置がコンピューターに登録されて、一発検索で捜し物可能となるかな・・・

それまでは、「探しもの人」を続けることになるのでしょうね。

2009年6月24日水曜日

現場検証

晴れた日はベランダも庭も自由にウロウロしているこのところのChuck。
植木の手入れをしていたら、何やら妙な白い物が・・・・

ベランダの壁でした。犯人はもちろんChuck!

犯人立ち会いの上での現場検証です。
わかってるのでしょうかね、悪いことをしたのが!

でもすごく楽しんだのでしょうね。誰にも邪魔されないで・・・