2016年6月10日金曜日

満場一致

女性の再婚禁止期間を100日に短縮する法案が参議院本会議で「満場一致」で可決された・・・テレビのニュースで、反対がゼロのボードが写っていました。

この法案にもし反対する議員がいたら、それこそ、女性から総スカンを食らうことになったはず・・・というより、こんな民法がまだ存在していること自体が何とも不思議。

朝日新聞の記事によると最高裁判所が去年「100日を超える禁止期間は憲法に違反する」という判決を出したとか。そもそも離婚時に妊娠しているかどうか、生まれてくる子の父親の判別が難しいから、それが問題だからこの法律ができたというのも、古い感覚そのもので、それがまだスッキリ解決されていない感じ。

離婚は男女の個人の出来事。離婚した女性が母親になることも、自分でしっかり責任を持つ覚悟があるからこそ。子どもにとって父親が誰であるのかは確かに大問題ではあっても、だからと言って女性の再婚に関して禁止期間を設けている日本の法律は、やっぱり変。

記事の最後に、付則で、「再婚禁止制度そのものも今回の法改正の施行から3年をめどに再検討することにした」とあるのはちょっとホッ。でも3年もかけずにさっさと撤廃すればいかがかしら・・・



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