2015年11月15日日曜日

オリンピックごとに・・・

このタイトルは「・・・報道カメラが進化する」と続きます。フィルムを使うカメラがほぼ消滅してデジタルカメラとなり、それもスマホやタブレットでの撮影が当たり前となってきた現在、これからカメラはどう変わっていくのか、という朝日新聞の特集記事の中にあったことばです。

2000年シドニーパラリンピック。車いすフェンシングのサポートとしてシドニーに行った私。友人の写真家の通訳としてメディアのIDが取れたので、パラリンピック会場のメディアセンターにもぐりこむことができました。

シドニーパラリンピック出場の久川豊昌選手


朝日新聞のブースで、撮影した映像を送る手助けをしてもらって、シドニーパラリンピック便りで大会の模様を報告することができました。通信回線がなかなかつながらない、デジタルカメラもまだまだの時期、小さな画像送信が精一杯でした。

シドニーパラリンピックの開会式報道で、朝日新聞はメディア席だけでなくスタジアムの数カ所にカメラマンを配置。そして一人ずつアシスタントもスタンバイ。カメラマンが撮影した写真のカードを持って、メディア席まで走るのが彼らの役目。日本との時差が+1時間のオーストラリア、朝刊に間に合わせるためには時間との勝負だったのです。

現在なら、こんなアシスタントは全く不要で、カメラマン自身が即時にデーターを送信するはずです。テクノロジーの世界での15年の隔たりはとても大きい!

さて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時には、どのようなことになっているのでしょうか。多分想像できない技術がでてくることでしょうね。楽しみ・・・

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