2012年9月6日木曜日

脳を甘やかすな!

「ハーバード大学から200人以上の五輪代表が輩出され、メダリストも複数いる一方で、日本では東大卒のトップスポーツ選手が極めて珍しいことに気づいた」

コラムでこう書いたのは、「女性スポーツジャーナリストの草分け的存在」である長田渚左(おさだなぎさ)さん。以前聞いていた、NHKラジオでの明快な解説がとても好きでした。

運動神経は「良い」も「悪い」もなく、何度も繰り返して信号を送り続けることで、神経パターンが出来上がる。 漢字や九九を覚えるのも、ボールを投げ、蹴るのも基本は同じで、要は「根気」の問題。人に比べて覚えるのが多少遅くても、続けさえすれば必ずできる!

そして、自分の能力に関して、可能性を広げるのも、閉じてしまうのも、自分自身の脳が決めてしまうことだから、常に脳に小さな満足を与えて活動を停止させないことが重要。

「まだまだ変化する。もっともっと成長できる」と自分自身を鍛え、「メダリストになれる。医師にも弁護士にもなれる」と思える脳を育てていけばいいのではないか。とにかく脳を甘やかさず、使い続けることが大切と長田さんは記します。

スポーツに限らず、こんなメンタルトレーニングで、日本人の能力を開発できるのでは、という提案は、単に若い人だけでなく、中高年にも向けたエールのように聞こえました。

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