今日の朝刊の一面は岩手・宮城内陸地震の報道で埋まっています。その中に震源付近の「主な被害関係地」という地図がありました。「水沢江刺」(みずさわえさし)という東北新幹線の駅名ものっています。水曜日に、娘たちが東京経由で向かった駅の名前です。
今回娘たちはJRの一週間切符を使って「京都以外の日本を見たい」と計画していました。学生時代を京都で過ごした友人が住む奥州市水沢を拠点としての旅が実現したのです。昨日の朝は山あいの温泉に滞在していました。
地震の速報を見てすぐに携帯に電話をすると、「今お風呂から出たところ、すごく揺れたけれど、大丈夫よ」と気楽な娘の声が聞こえ、一安心。1時間後、JRが全て止まった状態で、さてどうしようと思案中だったので、とにかく送迎バスで花巻まで出て、それから次を考えれば、と電話でアドバイス。地震後電話がつながりにくくなっているとニュースでは言っていましたが、関西で契約しているからか、その後も簡単に通じた私の携帯電話には感謝感謝。
時間が経つにつれて大きな被害の様子が刻々報道されるようになりました。大きくえぐられた山肌や山あいの温泉地の押しつぶされた旅館。泊まり客も行方不明とか。気楽に娘と会話をしていた私でしたが、行方不明の方々のご家族のことを思うと、心がツーンと締め付けられる思いでした。
一瞬にして平穏な日々の暮らしが奪われる人たちの何と多いこと。ミャンマーで、中国四川省で、アメリカのボーイスカウトキャンプで、そして東京の秋葉原で・・・
心静かに失われた命に思いを馳せていたいと思います。
2 件のコメント:
まぁ、よりによってそちらに
行っていたのね・・・・
無事でよかった!
私の兄は明日から崩れた山のとなりの山に
登るはずでした。
お花を見に。でも、それはキャンセルに。
で、私はいずれにしても留守番に行くのですが、兄は近くの山に変えたそうです。
ボランティアで行く?と聞きたかったですが
今の状況でちょこっと行っても
難しいかもしれませんね。
S子ちゃんたちが無事に帰還されることを
祈っています。
震源からあんなに近くにいたのに、本人たちはもとより、知人宅も花瓶が一つ倒れただけでした。月曜日に家に戻ってから、新聞の報道を見て改めて被害の大きさにびっくりしていました。
震源から同じ距離にあっても、地形や地盤など、色んな要素が重なって被害の程度が全く違うのですね。
お天気にも恵まれて娘たちの東北旅行はすばらしかったようです。
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