2017年8月1日火曜日

南スーダン

2012年から自衛隊が平和維持活動(PKO)として派遣された南スーダン。治安の悪化を理由に自衛隊は撤退。派遣された全ての隊員が無事帰国できたのは何よりだったけれど、戦闘に巻き込まれる可能性がある場所での生活は想像を絶するプレッシャーだったはず。

その南スーダンの修道院で「任期なし」で働く日本人シスターが紹介されていました。自衛隊が派遣された時期と同じ頃から滞在している下崎祐子(しもさきゆうこ)さん。空港で偶然会った自衛隊員が「同じ日本人だから」と毎週修道院にボランティがに来てくれていたエピソードを紹介して、「何度も勇気づけられた」とのこと。

昨年7月に起きた大規模な戦闘。教会に逃げ込んだ人たちの多くは傷を負っていた。自分たちの安全確保より、その人たちを助けることを第一に。食糧確保にも奔走。

「逃げずに一緒にいること。それが私にできるすべてでした」

極限の場面で自分の役目を果たしていく、その精神力の強さに感服。

混乱の続く南スーダンに将来の希望を見いだして「自分のいる場所」とする下崎さん。
「いつも笑顔でいるように努めています」の言葉に改めて我が身を反省しました。


PS: 稲田防衛大臣の辞任や日報のある・なしの問題が尾を引いている日本。今も下崎さんの「任務」は続いています。

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