2013年1月12日土曜日

デジャブ経済

新しい政権となり、何か「違う」ことをやってくれそう・・・という期待感が独り歩きしているような気配。景気回復のための経済政策が次々に発表されている現実に何か違和感を感じている中、先日、NHKラジオ「ビジネス展望」で慶応大学教授の金子勝(かねこまさる)氏の「どこかで見た安倍政権の経済政策」というお話を耳にしました。http://www.nhk.or.jp/r-asa/business.html

経済の専門家として、今回の政策が以前の「・・内閣」の「・・政策」と同じ、というように、細かい説明がなされていました。これからの新しい社会への展望は何もなく、社会を支える新しい産業創出のアイディアもない現在の政策。単なるバラマキにしかならないとしたら、これからが「失われた30年」となる可能性が大きいとのことでした。そして、この経済政策を「デジャブ経済」、以前にどこかで見たことのある経済政策と命名されていたのです。

福島の原発事故では、原子力政策の盲点が明らかになったのに、政界はもとより、東京電力の誰もが責任を取っていない。同じことが、多額の赤字決済となった大企業でも言える。無責任な人がはびこる社会への大きな警鐘(けいしょう)を鳴らしたビジネス展望でした。

「何か新しくなるかもしれない」という単純な期待感ではなく、ことの本質をしっかり見る目を養いたいものです。


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