2011年3月28日月曜日

選手宣誓文


3月23日、選抜高校野球の開会式を横目で眺めながら、翻訳作業をしていた私。岡山の創志学園の野山慎介主将の選手宣誓を聞いて、思わず「すごい!」と拍手してしまいました。

彼のこの宣誓に全国から大きな反響が寄せられていると、朝日新聞にありました。私のように感激した人が一杯いたのですね。

声を張り上げることなく、よく通る声で全国に発信したこの選手宣誓。全文が掲載されていましたので、打ち込みます。

「私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間とともにがんばっておられます。人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう、日本。生かされている命に感謝し全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います」

開会式当日の試合には負けてしまったけれど、新2年生だけの、創部一年で選抜に出場した創志学園。主将のこの宣誓とともに、多くの人のこころに暖かい風を届けてくれました。

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