2008年10月31日金曜日

車内のお化粧

このタイトルだと、車や電車の車内をきれいにする、というような意味になりますね。今回はそうでなくて、車内でお化粧をする若い女性のこと。

新聞に投書されたコメントです:

 6歳の双子の娘たちを幼稚園に送るバスの中で、若い女性が化粧をしていました。五、六十代の女性の方が終点で、「どうかバスの中でお化粧はしないでください。明日からもう少し早く起きればいいでしょう。ぜひ、そうしてちょうだいね」と若い女性に言いながら降りていきました。
 丁寧で、しかも毅然(きぜん)とした話し方で、若い女性も「はい」と返事。見ていた私もとてもすっきりした気持ちになりました。同時に見て見ぬふりをしてきた自分を恥じました。(後略)

いつ頃からなのでしょうか、乗り物の中でお化粧をする人を見かけるようになったのは。電車やバスにあまり乗らない私は、この興味ある光景に出くわすと、ただただ「観察」をしてしまいます。

彼女たちは周りに人がいるという感覚がないのか、それとも見せびらかしたいのか。「行儀が悪い」と教えられなかったからか・・・あれこれ考えてしまうのです。

私の祖母なら、こんな光景を見たら、「おおいやだ!」と言うはずです。本人がきっと恥ずかしがることでしょう。「みっともない」と言うかもしれません。明治の女性には考えられないこと。現在に住む私たちでも、開いた口がふさがらない状態。

ですが、この投書の中にある女性のように、言うべきことはしっかり伝えようとする人もいるのですね。いけないことは、いけない、その信念に基づいた言葉を「丁寧で、しかも毅然とした話し方」で伝えられる気骨のある女性が存在するのですね。

この投書の文面から、背筋のピンと伸びたすばらしい女性の姿が浮かび上がってきます。私も単に野次馬でいるだけではダメだなと思いますが、さりとて、次回「車内のお化粧」場面に遭遇した時、注意ができるかな。

「揺れる車内ではアイラインが曲がりますよ」とでも言うかしら・・・

2008年10月30日木曜日

定点観察 #2ー3














10月も末となり、すぐき菜がこんなに大きくなりました。もうすぐ取り入れとなって樽(たる)の中へ。

つけものの「すぐき」は蕪の部分がメインキャラクター。お添えものの葉っぱは細かく刻んでごはんにまぶして食べることに・・・

でも存在感ありますね。取り入れ前のすぐき菜の葉っぱ、りっぱです!

定点観察 #2

2008年10月29日水曜日

Chuck効果?

「あの病院行ったことある?」
   車の中から動物病院を見つけて。

「景色がいいのね」
   宝ヶ池から下る坂の途中で、京都市内を見ながら。

「ここまで買い物にくるの?」
   デイケアの近くのマーケットの前を通り過ぎる時に。

先月中旬から、母の言葉が増えてきました。
自分からの言葉が増えているのです。
暑かった頃は、私の問いかけに返事をするだけでした。

Chuckを見ると、自然に口が軽くなります。
じゃれつくChuckにあれこれ話しています。

母のこの「復活」はChuck効果でしょうか?

2008年10月28日火曜日

手を温めると・・・

「飲み物や温湿布で手が温まった人は、他人への評価や行動がやさしく親切になる」という研究結果が発表されたとの新聞記事  手を温めると

「本人が無意識であっても物理的な温かさが人間関係の温かさに結びつく」というのです。

「身体を温めれば万病が治る」式の健康法がはやっているようですが、温めることの大切さを身をもって感じている私には、とても納得できます。

ここ10年、夏でも小さなカイロをバッグに入れている私です。冷房などでぞくっと感じると、即座にそれを身体に貼るのです。海外旅行での体調管理には必需品。アメリカ在住の娘も日本のカイロファン、そして近頃はアメリカ人の友人にも人気とか。

使い捨ての簡便さはゴミを増やす元。それが気になりつつも、私の健康維持に、このカイロは何ともありがたい商品なのです。

長期に身体が冷えた状態だと免疫力も低下し、ガン化した細胞が広がる原因にもなるはず。身体を温めることから健康への道が開けると言ってもおおげさではないはずです。

身体を温める努力をいつもしている私。果たして他人への評価や行動がやさしく親切になっているのでしょうか?自問自答中です・・・

2008年10月27日月曜日

一ヶ月が過ぎました














            Chuckが我が家に来たのが9月27日
            今日で丸一ヶ月となりました

            二回目のワクチン接種
            クッキーもお世話になった獣医さんへ

            本日の体重は1.05キロ
            一ヶ月前は800グラムでした

            毛も随分のびてきていますが
            二枚の写真でも少しサイズが違ってきました

            注射されたところが痛いようで
            さわると「キャイン!」
            ちょっとしょげている今日のChuckです

2008年10月26日日曜日

ハロウィーンパンプキン



ご近所の塀の上に小さなハロウィーンパンプキン登場

色んな顔が並んでいます

「やさしい顔は僕の作、怒った顔は家内の作・・・」

うそでしょ・・・そうおっしゃったご主人の目が笑っていましたよ

2008年10月25日土曜日

秋の散歩














公園には子ども達のはしゃいだ声
川には魚をねらう鳥の姿
夕日を浴びる葉っぱはもう秋の色

ご近所の夕方風景あれこれ

2008年10月24日金曜日

コスモス


























一面のコスモス畑
撮影したいのですが・・・
私のチビデジカメではなかなか・・・

今年のコスモスはご近所で
一つ一つ写してみました

影が入ったりしてますね
もっと「修行」しなきゃ

2008年10月23日木曜日

よろしゅうおあがり

「家族が食事のあと、ごちそうさまと言ったとき、どんなことばで返事をすればいいのでしょうか?」
「ご家族の間で、おそまつさまとはあまり言いませんね。どうも・・というような返事がいいのではないですか。」

ラジオの「何でも相談・マナー」の日の放送を聞いていて、「何だ?」と思いました。

「ごちそうさま」
「どうも・・・」

変ですよね、これって。家族でも「おそまつさま」と言ってもいいのではないでしょうか。それより「よろしゅうおあがり」ってすてきな言葉が京都にはありますけれどね。

小さい時から京都に住んでいるのに、家族で京都弁を使ってこなかった私にはちょっと不思議なニュアンスでした。これから食べてください、そんな風に感じたからです。

でも今は使ってますよ、「よろしゅうおあがり」を。おなか一杯になりました、ごちそうさま、と言ってくれた人に、食事を用意した私も「食べてくれてありがとう」、そんな気持ちがこもっているように思うのです。

「ごちそうさま」
「よろしゅうおあがり」(“しゅう”の部分を少し高くして・・・)

2008年10月22日水曜日

二つの祭

10月22日、京都では大きな祭が二つ。時代祭鞍馬の火祭

2000人を超す人が明治維新から平安時代へ、時をさかのぼってその時代の装束(しょうぞく)を身につけてねり歩く時代祭。京都の祭としては比較的歴史が浅く、平安遷都1100年に当たる1895(明治28)年3月の平安神宮創建を祝う目的でスタート。祭を支えるのは、平安講社と言われる人たち。市内の旧学区単位で構成されたこのグループが各時代の行列を担当する。  

鞍馬の火祭は940(天慶3)年に由岐明神を御所から鞍馬に遷宮(せんぐう)したときの行列を模したものといわれ、100本を超す大小の松明(たいまつ)が夜空をこがす。

一週間続いた晴天が今朝から曇り空に変わり、午後から小雨、そして次第に本降りに。今年は行列も火祭も雨の中。

鞍馬まで電車で15分のところに20年も住んでいながら、まだ一度も火祭を見たことのない私。「そのうちに・・・」をいつか「今年は!」と決心したいと思いつつ、予定をたてないままに2008年も10月22日となってしまいました。

2008年10月21日火曜日

きくち体操

近頃、着替えをするとき、片足をあげてズボンをはく動作をすると、「足が上がりにくいな」と思うようになりました。以前は意識することもなかったのですが、動きに違和感を覚えると気になるものです。「身体の油が切れてきたかな・・・」そんなことを思ってしまいます。

きくち体操を提唱している菊池和子さんは、「身体は鍛えるのではなく、育てるものです」と言います。自分の身体に意識を向けて、今の自分の身体の状態を理解して、それを受け入れることからスタートするのです。

「以前はこうじゃなかった」とぼやいてみても、身体が若返ることはありません。長年働いてくれている身体に感謝しながら、少しずつさびつきかけた部品の手入れをするのが大事なのです。

自分の足をマッサージすると、色んなところに痛みがあることがわかります。「毎日体重を支えて、がんばってくれてるよね」、そんな気持ちでマッサージをすると、身体中がポカポカしてきます。

太ももに両手をおいて、深呼吸していると、手を伝わってほんわかした暖かさが肩から全身に広がります。自分の身体とおしゃべりしているような気がしてきます。

ちょっと調子が悪いから新しい部品に取り替えて・・・とはいかないのが、私たちの身体。いつまでも気持ちよく動けるように、日々のメインテナンスをおこたらず・・・久しぶりに菊池和子さんの本を読んで再確認です。

2008年10月20日月曜日

いたずらChuck

ここ数日Chuckはよくしかられています。ケージの中のトイレシーツを食いちぎって大暴れをするのです。

「エサが足りないのかな」
「欲求不満かな」
理由をあれこれ考える私です。

ただし「現場」を目撃することがないので、Chuckにしてみると、後でしかられても、「何で??」ということになっているようです。

今朝、タイミング良くChuckを紹介してくれたトリマーさんから「どうしていますか?」という電話がかかってきました。「これから1歳になるまでは、しっかりしかってください。それがChuckの一生を左右しますからね。」とのアドバイス。プードルはとても頭がいいので、上下関係をしっかり教えておかないと、人間より偉くなってしまうのだそうです。

「私がお母さんだぞ!こわいんだぞ!」と悪いことを見つけた時には、しっかりしかることが大切なようです。

自分のベッドもトイレシーツの残骸でゴミだらけにしてしまうChuckが一番苦手なのは掃除機の音。パニックになって逃げ回っています。

しかられて、掃除機の音がこわくて、「くまちゃん、助けて・・・」としがみついているChuckです。

2008年10月19日日曜日

好評分譲(受付)中

東福寺で見つけた看板
「新墓地・永代供養墓 好評受付中」



我が家の近く
あちこちで「好評分譲中」


どちらも「好評」なようで・・・

2008年10月18日土曜日

キョロキョロ


今月も母が一週間のショートステイに行ってくれました。さて自由時間だ・・・と思ったのですが、Chuckは食事がまだ日に三回必要な子犬。丸一日の外出がしにくい状況です。

・・・ですが、そこはネットワークのありがたさ。Chuckの食事とちょっと「お遊び」をお願いできる人がある幸せ!昨日は神戸に出かけることができました。

久しぶりのJR京都駅。混んでいます。新快速に乗るのにまずキョロキョロ。うまく座れて、周りをキョロキョロ。本を読むより人を見ている方が楽しい時間。三宮の「手前」の住吉駅は新快速は止まりません。芦屋で降りて乗り換えて、またキョロキョロ・・・

住吉からは六甲ライナーに乗車。さて、切符売り場は?乗り場は?キョロキョロ。モノレールは結構ガタガタ揺れながら走ります。途中、マンションが間近に迫る場所では「突然」窓ガラスがうっすらと曇っているのです。外が見にくくなりました。何と芸の細かいこと!感心しているうちに六甲アイランドセンター駅到着。

以前仕事でお世話になった伊豆蔵明彦展覧会のオープニングの日。いのちのいろどり ~自然染織家・伊豆蔵明彦の仕事~懐かしい色や新しい色にゆっくり会ってきました。

乗り換えが一杯あって(たった3回ですが・・・)キョロキョロし続けた午後。とっぷり暮れた帰りの電車は夕方のラッシュ。これこそ究極の非日常を味わってきました。

2008年10月17日金曜日

秋明菊

秋明菊 (しゅうめいぎく)

我が家の庭に咲く秋の花
別名「貴船菊」

けやきやあじさいの陰で
小さめの花をつけます

この花が咲くと秋本番

2008年10月16日木曜日

薬の効用

二週間ぐらい前からでしょうか、右太もも外側の虫さされがとてつもなく大きく赤く腫れだしたのです。ズボンの上からも熱を持っているのがわかります。かゆみが強いので、キンカンを塗って一瞬スッとする「治療」を続けていました。

「一体どこまで赤くなるのかしら・・・」とかゆみに耐えながら(ちょっとオーバーですが)、それでも「何もしない」ままでした。「いつか治(なお)るから」と思っているから、案外気にならなかったのです。

先日、漢方の「師匠」に診てもらいました。「これはすごい!」とえらく感心されてしまいました。多分「よくここまでほったらかしにしているな」との意味が込められていたのだと思います。「副腎皮質ホルモンの軟膏を塗るべし」というアドバイスをもらいました。

効くのです。この軟膏が!劇的でした。半日ぐらいで熱っぽかった患部が治(おさ)まり、皮膚のデコボコも見る間に良くなっていったのです。普段、薬と縁のない生活をしている私です。単純に効果が出たようです。

あのまま放っておいても多分時がくれば治っていたことと思います。でもこうやってスッキリすると、「薬も必要なんだ」と再確認。むやみに薬に頼ることはせず、「臨機応変」に必要なものを使えばいいのですね。

まだ患部のでっかい色素沈殿は残っていますから、ちょっと水着にはなれそうにもありません。来年暑くなるまでには色も消えていくでしょ、多分・・・

2008年10月15日水曜日

英語の言い換え

  handicapped: 身体(精神)障害のある
  disabled:    身体障害の、体の不自由な
  challenged:  (身体・心に)障害のある(handicappedの婉曲語)

手元にある英和辞典にある意味を拾ってみました。

以前はhandicappedが普通に使われていたのですが、最近はdisabledが主流になり、challengedもよく目にするようになりました。

日本で「障害者」と「障がい者」を書き分ける試みが出て来るように、英語圏でもデリケートな表現としてどの言葉がいいのか模索しているのでしょう。

challengedに対応する日本語なら「挑戦者」でしょうか。この訳語なら誰にでも使えますね。みんなが挑戦者なんだって言い切れば、差別も区別もなし。

でもやっぱり日本語では「障害者」(「障がい者」)なんでしょうね、当分は・・・

障害?障がい?(9月29日)

2008年10月14日火曜日

「はさかけ」と「ひつじ田」


刈り取った稲を稲木にかけて干す「はさかけ」
ご近所ではほとんど見かけなくなりました
この田んぼはしっかりした「はさかけ」が・・・
懐かしい風景です



刈り取ったあとの株から再び伸びる稲が「ひつじ」
この「ひつじ」が一面に生えた田のことが「ひつじ田」
この「ひつじ」には穂まで出ています

新しい言葉に出会っている私です

2008年10月13日月曜日

「たった一つの命だから・・・」

今日13日(体育の日)、NHKラジオが一日中、
ラジオデー 命を考えるという番組を放送します

午前中は「鎌田実 命の対話 “笑いの処方箋”」

午後は「たった一つの命だから・・」に続く言葉を
リスナーから募集して番組を作っていくようです。

辛い・信じられない・聞きたくない(見たくない)・・・・
そんな事件や出来事が多い世の中

でも、だからこそ、命の大切さを静かに伝える
このような番組が生まれてくるのですね

フッと耳に届く言葉から
色々な思いがふくらみます
私がラジオが好きな理由です

2008年10月12日日曜日

遊べるようになりました


ゴム製の「ダンベル」をくわえて走るChuck
投げたダンベルを取りに行って
私のところへ持ってきてくれます

すごいスピードで走るので
カメラが追いつきません

ダンベルの長さは10センチ
黒い小さなかたまりが
リビングを駆けめぐっています

2008年10月11日土曜日

介護タクシー

先日、我が家の近くですれ違ったタクシー
メーターのところに「介護タクシー」とありました

年配の女性が助手席に
一瞬ですれ違ったその方の笑顔が印象的でした

タクシーの運転手さんとのおしゃべりでしょうか
久しぶりのお出かけで、心が弾んでいるのでしょうか

年と共に外出がおっくうになるのは自然のこと
だからこそ「お出かけ」が楽しいのでしょう

母の定期的お出かけは火曜日と土曜日のデイケア
このところ会話が増えてきたとか
やはり心楽しい時間なのでしょうね

私にとっても貴重な時間なのですが
いつも気がつくと「迎えの時間だ!」

Chuckと遊んでいるからでしょうか
火曜日と土曜日は時計の針が早く動くようです

2008年10月10日金曜日

金木犀 #2














          マクロ撮影と生け垣一杯の金木犀
          曇った日は空に「ふた」ができるから香が強くなります・・・
          気象予報士の女性が話していました
          むせかえるような香もあと数日

2008年10月9日木曜日

初めてのシャンプー

Chuckの初めてのシャンプー

シャワーの湯量も少なくして、ソロソロと・・・
最初だから顔はそ・・っと
何が何だかわらからないChuck
さっさと終わって次はドライヤー

ちびChuckは全身「毛だらけ」
乾かす時間は私の頭の倍以上

やっと乾いてケージに入れたら、さっそくプーッ
いつもの倍ぐらいのお通じ
シャンプーはおなかのマッサージ付

気持ち良くなったからか、
それともシャンプーの仕返しか
私の手めがけて突進するChuck
いいにおい

2008年10月8日水曜日

抜けるような青空

「抜けるような青空」というタイトルにしてから、
アレッと思いました。
「抜ける」って、何が抜けるのでしょうか?

辞書にありました。
抜ける:隔てがなくなり、どこまでも続いている
さま
・・・そうなんですよね。今日の青空が。

京都平安神宮の大鳥居の朱が青空をバックにしてそびえ立っていました。

2008年10月7日火曜日

金木犀

ある朝突然に香がただよってくるのが金木犀(きんもくせい)。昨日の朝、ふっとその香をかぎました。我が家のお隣の庭にある金木犀で毎年秋を感じている私です。

今朝、母をデイケアに送った時も、どこからともなく香がただよってきました。現在お世話になっているデイケアは定員が10人というこぢんまりした住宅街の一軒家。お隣の庭に大きな金木犀がありました。

「あそこに一杯咲いているでしょ」と指さすと、「ほんとだ」と返事をしてくれた母です。夏の暑い時期とは違って、スイッチオンになっている時間が長い近頃の母です。今朝は一人で着替えをしていました。ただし、パジャマのパンツの上にズボンをはいていましたが・・・

小さい子はドンドン新しい言葉を覚えて、表現力を増していきますが、認知症と言われる人は、その時々に応じて、手持ちの言葉が出たり入ったりするのでしょうか。引き出しには、一杯言葉が詰まっている母です。本人が「使ってみよう」と意識すれば、きっとまた色々出て来ることと思います。我が家のちび犬Chuckを見ると、あれこれ言葉が増える母です。

さてさて、母の会話はどんな風に復活するのでしょうか。私とのケンカも再開することでしょうが・・・

2008年10月6日月曜日

白衣

季節の変わり目、珍しく体調不良で昨日の日曜日はダラダラと過ごしてしまいました。この20年、お医者さまには全くご縁のない私です(眼科・歯科をのぞいて)。漢方を中心とした東洋医学の先生に何でも相談しながら、自分の身体と向き合ってきました。いつも「こんなもんか・・・」と思うことの大切さを感じながら。

30年以上前の子育ての時期の私はこんな雰囲気ではありませんでした。熱が出た、咳をする・・・何でも心配の種にしてしまっていました。でもご近所の小児科医、斉藤先生がいてくださったおかげで、少しずつのんびり母さんになることができました。

斉藤先生は、高い熱が出ていても、注射はなし。丁寧に聴診器で身体をチェックして、注意事項をおっしゃったあとは、粉薬を処方されるだけでした。ゆったりした先生は子どもの症状であたふたする母親(父親も)にとって、何ともありがたい存在でした。

次第に子ども達もしんどくなると「斉藤先生のところに連れて行って」と言うようになりました。先生のところに行けば元気になれる、子ども心にそう思っていたのでしょう。ある時私が先生に「先生の白衣姿を見れば我が家の子ども達は治ってしまうのです」とお話ししたら、「次回はお寿司屋さんに連れて行って、板さんの白衣でも効果があるかどうか試してみたらどうですか、あっはっは・・・」と答えてくださいました。

81年、アメリカのシカゴに家族で行くことになり、最後の健康診断と風邪薬の数回分をお願いしました。新しい土地での新しい生活、やっぱり何かと心配になった母さんです。

アメリカ生活がスタートして数ヶ月後、5歳の娘が突然言いました。「この風邪はアメリカの風邪だから、斉藤先生のお薬は効かないよ、きっと」。

それ以降、斉藤先生の「白衣効果」はなくなってしまいました。でも「大丈夫ですよ」といつも言って下さった先生の安心感、それはずっと私と子ども達の心に残っていました。

2008年10月5日日曜日

ともだち

母とChuck、日に一二度顔を合わせます。

「あら、犬がいる」「どこの犬?」
いつも尋ねる母です
Chuckの名前は覚えてもらえそうにありません
でもChuckを見ると、言葉が多くなる母です

先日久しぶりの一週間ショートステイ
刺激があったからか
このところ簡単な会話が復活

93歳4ヶ月の母と2ヶ月半のChuck
いいともだちです

2008年10月4日土曜日

心の傷

先日大阪であった個室ビデオ店の放火事件、15人もの方が亡くなりました。真夜中で寝入っていた人たちが多く犠牲になったようです。

この火災で消火活動をした消防士117名の中で、精神的に不安定になっている人が多くいて、カウンセリングをしていると今日のニュースで聞きました。職務とはいえ、一度にたくさんの方が亡くなる現場に居合わせ、その命が助けられなかった無力感を感じている消防士さんたちがいるということなのです。大阪府では2005年4月のJR福知山線脱線事故の時にも同様なカウンセリングが行われたとのことでした。

災害・事故・事件、どんな場合でも、そこには職務上出動する人たちがいます。必要な訓練を受け、どんな場合でもその能力を完全に発揮することが求められる人たちも、心に傷を受けてしまう場面があるだろうことは想像できます。私たちの安全な日常生活を守るために、非日常が突発した時に働いてくださる方々がいる、それをいつも覚えておかなければいけません。

そして、究極の非日常を強いられている戦争の場にいる兵士たちの心はいかばかりかとも思いました。命の危機をくぐりぬけたとしても、心に大きな傷を受けたであろう帰還兵が現在のアメリカにも多くいるはずです。

私がサンディエゴで大学生活を送っていた70年代前半には、ベトナム戦争からの帰還兵がキャンパスに多くいました。平和な日本からやってきて、日々自分の勉強のことだけを考えていた留学生の私の目の前で、戦争のむごさを訴え、揺れる気持ちを涙ぐみながら話していた人のことを今も覚えています。あの人はあれからどうしたのでしょうか。名前も覚えていないその人のその後の人生が平穏であってほしい、そう願う私です。

2008年10月3日金曜日

座布団投げ

大相撲で番狂わせがあると、場内に座布団が飛び交う、そんな場面をテレビでよく見かけますね。「座布団を投げないでください」との館内放送が聞こえますが、そんなアナウンスにはお構いなく、座布団があちからもこっちからも投げられている風景、結構楽しいなって思っているのは、私だけでしょうか。

昨日の読売のウェブにこれじゃあ飛ばせない!という記事がありました。この11月の九州場所から桟敷(ざしき)席の座布団を「投げられない」ように工夫したというのです。「どんな座布団なら投げられないかを考えた。4人のうち1人でも座っていれば投げることはできない」と担当の理事が自信ありの発言をしているとか。事故があると大変だという、相撲協会側の考えも理解できますが、何となく寂しい気もします。

でも「投げられない」座布団を「投げる」人が「きっと」出てくると思いますよ。4人とも一斉に立って、投げればいいのですから!

2008年10月2日木曜日

定点観察 #2ー2




今日のすぐき畑









9月24日とあまり変化がないようですが、よく見ると株の数が減っています。

おつけものの「本体」となる蕪(かぶ)が大きくなるように、株の間隔をあける最初の「間引き」が終わっています。この間引き作業に遭遇すると、新鮮な「間引き菜」を頂けることが・・・他の畑をチェックしようっと!

2008年10月1日水曜日

庭の秋あれこれ


「ほととぎす」


「突抜忍冬」
(つきぬきにんどう)の実











お隣の柿の実


日差しも影も
秋の気配