2016年8月25日木曜日

難民問題を考える

朝日新聞に掲載された作家の池澤夏樹さんのコラム「難民問題を考える」。

色んなことばに出会いました。

「今の日本で安楽に暮らして、アイドルやポケモンGOに熱中しているあなたは、自分がなんとしても国を出なければならない事態を想像できるか?」

「とこまでも腐敗する独裁政権と各派が乱れて戦う内戦状態と、どちらがましなのか。英語でいうなら、betterではなくless worseを問うべき事態」

「乱世はすでに始まっている」

「我々は排除と独占と抗争の世界の入り口で戸惑っている。多種多様な人が混じり合って平和に暮らすには叡智が要るが、その叡智がみるみる減ってゆく」

住み慣れた場所を去らなければならない、多分永遠に・・・
その時のその人の気持ちに想いを馳せる力、それだけは忘れないでいたいと思います。

難民問題を考える 上

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