8月8日午後3時、見逃さないようにアラームをセットしてテレビのスイッチを入れた天皇陛下のおことばの放送。ご自身のお気持ちを表された今回のおことば。終わったあと、こころがとても穏やかになったのを感じました。
テレビの全てのチャネルが放送し、直後に街の人の声を流していました。
このところ、メディアの中途半端な敬語の使い方にイライラしていた私。「天皇陛下がお気持ちを伝えるのは」という表現ではなく「お伝えになるのは」と言ってほしい。ことばには「超」きびしい祖母に叩き込まれた私の耳には、違和感が残る表現が多い昨今。
でも、街の人の声のほとんどは、若い人も含めて、とてもスムースな敬語を使っていたのでホッ。(どんな発言を選択するのかはメディア側の裁量であっても)
敬語と謙譲語の使い分けは、日本語の中でも高級難度。日本語学習者泣かせ、というより、日本人であってもなかなか難しい。親しさを軽いことばで表現するのが現代であっても、きちんと敬語や謙譲語が使える人との会話は何とも気持ちのいいもの。
天皇陛下への尊敬の気持ちがあればこそ、私たちの口からは自然に敬語が出てくるのですね。庶民同士であっても「いいことば」を使ってお互いを尊重する会話をしていたいものです。
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