褥瘡(じょくそう)という漢字。何度書いてもしっかり覚えられない難しい漢字。床(とこ)ずれのことで、車いすフェンシングの仲間にとって、「天敵」とも言える症状です。
脊髄損傷(せきずいそんしょう)で下半身不随になった人にとって、感覚のないおしりにできた傷から黴菌(ばいきん:これもすごい漢字!)が全身に回ると、命取りにもなりかねません。車いすに座ったままの障害者がスポーツをする時、褥瘡対策は欠かすことができません。気をつけていても、褥瘡が悪化して、手術と なり、半年以上、入院。それもベッドに腹這(はらば)いのまま過ごした車いすフェンシングの仲間が数人います。
床ずれというと、寝たきりの人に起こるもののようですが、帰宅して約一週間の母にも、注意信号が出てしまいました。
水曜日、往診してくださった先生から、「褥瘡予防のマットレスに交換してください」というアドバイスをいただき、さっそく業者の方に連絡。そして、昨日の木曜日には、無事マットレスの交換が終了しました。
ケアマネージャーさんがお留守だったので、私から直接連絡したのですが、あとで電話をくださったケアマネージャーさんが、「早く連絡してくださってよかったです」とおっしゃいました。木曜日の朝、訪問看護師さんも、「褥瘡対策はとにかく早くしないと・・・」とのこと。
褥瘡に対して、頭ではわかっていたはずの私ですが、実際母にその症状が出たのを見ても、それほど深刻に考えていませんでした。でも、周りの方々のお陰で、早急な対応ができました。
年齢の割には、全身状態が良く、肌もつやつやしている母ですが、やはり色んな循環が悪くなっているようです。在宅介護である以上、母の状態をチェックするのは私の役目。こころしないと・・・と思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿