「いらっしゃい!」
「ひさしぶり」
「元気?」
「うん、ちっとも変わってないね・・」
数年ぶりに会った「元留学生」との再会の場面です。私が関係するアジアからの留学生の奨学財団一期生です。京大に留学していた彼と最初に会ったのはもう20年以上も前のこと。
色々ありました。お互いに・・・中学生と小学生だったわが家の子ども達も、もうおじさんとおばさんに。彼のお嬢さんも高校2年生に。
京大の博士課程を修了してから、アメリカに留学。一時日本の研究期間で働いたこともある彼は、現在はアメリカ在住で、バイオの分野で立派な仕事をしています。
学生時代にお世話になった先生の退官記念パーティー出席のために、数年ぶりに京都に帰ってきました。もっと早く知らせてくれればいいのに、彼が来ているのがわかったのは前日のこと。昨日夕方、やっと連絡が来て、わが家で一緒に食事を、という計画が成立。
最初に会った日のことも覚えています。彼の下宿、靴が一杯脱ぎ捨ててありました。アメリカ留学中の彼を訪ねた時、生まれて3ヶ月ぐらいのお嬢さんの初めての「寝返り」に立ち会いました。彼の結婚式には、当時シカゴの高校生だったわが家の子ども達も出席しました。もちろん、息子の結婚式にも参加してくれた彼です。
「変わらないね」ということばを掛け合っていても、お互いに20年は年を取りました。でも会えばいつも同じ調子でおしゃべり再開です。
「じゃあね」
「元気でね」
私のすてきな「家族」の一人です。
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