毎年2月になると「そうそう・・・おひな様を出さなきゃ」と思います。親王(しんのう)飾りだけですから、飾るのは簡単です。
何も考えずに「男びな」(おびな)は左、「女びな」(めびな)は右に飾る私です。私が小さかった時、母が毎年作ってくれた大きな段飾りでも、左が男性、右が女性でした。
先日の京都新聞に、おひな様 男女の位置は?という記事がありました。京都の飾り方は我が家とは反対で、男びなが右、女びなが左とのこと。大正以前ではこの形で全国同じように飾られていたようです。
昭和天皇が即位の礼(1928年)で、向かって左側に立たれたことから、東京の人形店業界が、これにならって人形の位置を置き換え、そこから全国に広まったようです。
東京育ちの祖母(母の母)と暮らした私です。話しことばをはじめとして、何かと京都風ではない生活でしたが、おひな様もその一つのようです。
ちょっと男びなと女びなの位置を変えてみました。やっぱり落ち着きませんね。
我が家の親王さまたちも、「何だかおかしいみたい」と感じていらっしゃることと思います。娘が生まれた翌年からもう30年以上、お二人の立ち位置は変わっていないのですもの。
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