2009年2月13日金曜日

老犬ホーム

家庭で世話ができなくなった犬を有料でケアする施設、それが老犬ホーム。

ペットが長生きできるようになったのは、栄養がよくなり、医療も充実したからですが、長生きをするからこそ、犬や猫にも痴呆症状が出たり、飼い主も高齢化してペットの世話ができなくなり・・・などなど老犬ホームが必要となる事情は色々あるようです。

寝たきりの犬、昼夜なく鳴き叫ぶ犬、自力で排泄ができない犬。大変な介護の一ヶ月の料金は2万から4万とか。一生涯の預かり料は一括払いで120万から380万円という数字がありました。

「月2回尋ねてくる人もいるが、半数は金の振り込みだけで様子を尋ねてくることもない」という朝日新聞のこの記事に関して、老いても、そして死をも引き受けることが、動物を「飼う」ということと獣医師の石井万寿美さんが書いています。

Chuck が我が家に来た時、「動物販売時説明書」という書類をもらいました。犬や猫を販売する時に、ちゃんと説明をすることが法律で義務づけられているようです。 何か不都合があれば一週間以内なら引き取ります・・・という項目があるのですが、飼い主によっては、躾(しつけ)がうまくいかず、しばらくしてから「返却」する人も あるのだそうです。

ペットを飼うには、その一生の世話を責任を持ってやる覚悟がいるはずです。ペットが単に人間の興味や趣味だけの対象ではいけないのです。

Chuckを見ていても、犬や猫の小さい時のかわいさは、何ものにも代え難いものです。ただ、日々の世話、訓練などなど、幼いからこそ手がかかります。そして、ペットが老いてきた時もやはり「手がかかる」状況になるのです。

どうしようもない理由で老犬ホームに飼い犬を預ける人もあるでしょうが、単に世話が大変だから、お金で済むなら・・・と思う飼い主がいることも事実。何だか寂しいですよね。

0 件のコメント: