わが家のこどもたちは二人ともアメリカの高校で寮生活を送りました。息子も娘も「家に帰って一番嬉しいのは、汚れ物がきれいになって戻ってくること」と言っていました。
寮生活では食事は食堂でできますが、洗濯は自分でしなくてはなりません。寮生活のスタート直後に帰宅した折、息子も娘もそれぞれ衣類の中に、「ピンクのパンツ」がありました。色物と白物を分けて洗うことがわからず、白いパンツを色つきにしてしまったようです。
母親として、子ども達が家に戻って一番嬉しいのが洗濯をしてもらえること、というのはちょっと・・・ですが、母親の存在をそれなりに認めてくれたのですから、まずは良しとしたものでした。
先日の新聞に「長男を変えた一週間の洗濯」というタイトルの投書がありました。小学校6年生の時、一週間の洗濯の宿題が出たというのです。
5人家族で日に2回は全自動洗濯機を回していたとのこと。洗濯機の使い方、ポケットを点検すること、小物は洗濯袋にいれること、干す時にはしっかり延ばして から、などこのお母さんはちゃんと男の子に教えたそうです。(わが家は身近にいませんでしたから、何も教えていませんね・・・・)
その男の子はそれから7年後、大学入学時に家を離れ、ずっと一人暮らしをしていて、近々結婚をすることになりました。しっかり自活した独身時代だったそうです。投書したお母さんは、「担任の先生に感謝の思いを伝えたい」と書いています。
おかげさまで、わが家の息子も洗濯だけでなく、料理も含めて苦労なくこなしています。奥さんがロースクールに通っていた頃は、家事全てを引き受けていました。
「若い頃」に経験したことはしっかり身に付くようです。生活力をいかに高めるか、それも育児の大きな「使命」だと思います。この夏休み、こどもたちはしっかりお手伝いをしたでしょうか?
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