ナラ枯れが京都の東山一帯で拡大中
こ の数週間、毎日眺める比叡山がおかしくなっているのです。特に東山に連なるあたり、日に日に緑の山肌に茶色の部分が増えいるのです。ここ数年、松ヶ崎や 宝ヶ池の山の松が枯れているのは知っていましたが、今回の茶色はその大きさが違います。文字通り茶色いインベーダーが山々を浸食しているのです。
「ナ ラ枯れとは甲虫・カシノナガキクイムシが病原菌の媒介者となり、伝播(でんぱん)し引き起こされた樹木の伝染病のこと。病原菌が入り込んだ木々は、梅雨明 け後に 水不足となり木は枯死し始める。葉は萎(ちじ)れ、褐色に変色し、1、2週間で急速に枯れる。」とありますから、ここ数週間で茶色が山肌に急増している理 由がわかります。
すでに全国的に広がっているようで、京都では2005年に銀閣寺の山で初めて発見されたとのこと。去年まではそれほど気がつかなかったのですが、今年の長雨のあとの猛暑がこの異常現象の原因なのでしょうか。
わが家の北、静原の山です。ここも撮影場所を探すまでもなく、あちこちが茶色くなっていました。夏の日ざしに緑が盛り上がる季節・・・・のはず。とても不気味な光景でした。
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