2010年8月20日金曜日

政治って何?

中学時代からの友人が、大学卒業間近、おつき合いしていた人との「別れ」を決心しました。「政治家の奥さんにはなれないもの・・・」というのが理由でした。

私自身、「政治家」は自分とは「違う人」と感じているところがあります。何が・・・と言われるとちょっと難しいのですが、そう感じるのです。

政治って何なんでしょうか?国、地方、それぞれのレベルで、その地域を運営していくのですよね。何のために?もちろん政治家自身も含めてそこに住む人たちのために。

国の将来、国民の生活、それを一番に考えられない「政治家」さんたちがまたぞろ「わいわい」やっているようです。政党名は違っても第一党になれば、全く同じ事の繰り返し。それぞれ自分に有利になるように動き回っているだけ。

アメリカの大統領選挙でオバマ氏があそこまで国民の評価を得たのは、「何かしてくれるだろう」という期待感だったと思います。現実は厳しく、その国民の夢が簡単に実現することはないのですが、少なくとも、「そう思わせた」オバマ氏の魅力は誰もが認めるところだと思います。

坂本龍馬の人気が高いのも、混乱の時期に、身を挺(てい)して自分の信念を貫こうとしたその姿に人々が惚(ほ)れているのだと思います。それも、自分の名誉のため、儲(もう)けのためではなく、まず「日本のため」を感じさせてくれる情熱だったからこそです。

現代の日本では、政治をするとは、政治家の出世欲、名誉欲を満たすための手段にすぎないのでしょうか?自分のためではなく、人々のためという発想は、政治の世界にはないのでしょうか。

古い革袋に入れたワインを飲もうとは思いません。使い古したその革袋、いつ破れるかもしれません。個人の「欲」でパンパンに引っ張られて伸びきった革袋なのですから・・・

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