誰も住む人がいなくなったご主人の実家
庭の柿が鈴なりに
高枝ばさみで柿を取っていたこの女性
ふっと木に登りたくなった
はだしになって木の股に足をかけ
ぐいっと手と足に力を込めて枝の上に
もぎとった柿は次々に背負いカゴに
もう少し高い枝に足を伸ばそうとした時に
下からご主人の声
「やめんか、年を考えろ!」
「ゆっくりと木肌を伝わっておりた。
約50年ぶりの木の上は気分爽快だった。
足裏に感じた感触が忘れられない」
「ひととき」への投稿者はおんとし67歳
・・・・いいな、うらやましいな
私は栗の木だったけれど
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