2015年11月22日日曜日

憎しみという贈り物

フランスでの同時多発テロで妻を失ったアントワーヌ・レリスさんがFacebookに投稿した文章を読みました。テロリストへ怒りでは応じないと題した朝日新聞のクリップです。

「君たちに憎しみという贈り物はあげない」と。

最愛の人を亡くした直後に書かれたというこの文章。人生で予期せぬことが起こったときにこのような反応ができる人の生き様を思います。感情のレベルを超えた叡智が宿っている、そんな方なのだと思います。

レリスさんの文章は他の誰からの撹乱(かくらん)にも私の気持ちは動じない、というメッセージだと思います。感情的に反応することからは何も生まれませんものね。個人のレベルでも、集団のレベルでも。

レリスさんのこの文章が世界中を駆け回っているという事実。そこから何かがうまれてくることを・・・



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