2015年11月11日水曜日

介護離職

高齢の親の介護で仕事が続けられなくなって職場を離れる。働き盛りの人であっても、介護の現状は「待ったナシ」。本人のキャリアにとっても、会社にとっても、社会にとっても大きな損失として問題視されている「介護離職」。年間約10万人が家族の介護を理由に仕事を辞めている現実。

家庭での介護をするには、介護保険サービスは必須。私も母の在宅介護の折に支えてもらったシステム。その担い手が足りない、充分なサービスが提供されない、そんな状況が現実に。厳しい労働条件に合わない低賃金で職を離れる人が多い介護職。人手不足から丁寧なケアができないから、と悩んで辞める人が出てくる悪循環。

「介護離職ゼロを目指す」と安倍首相のコメントは「介護職員の離職ゼロ」を目指さないとこれからの高齢者介護が成立しないのは明らか。将来、人の手助けが必要になった時に、安心して介護保険で暮らせるのか、明快な解答はなし。

11月11日は介護の日。超高齢化社会となるこれからの日本のみんなが、しっかり考えなきゃならない日。

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