近頃、着替えをするとき、片足をあげてズボンをはく動作をすると、「足が上がりにくいな」と思うようになりました。以前は意識することもなかったのですが、動きに違和感を覚えると気になるものです。「身体の油が切れてきたかな・・・」そんなことを思ってしまいます。
きくち体操を提唱している菊池和子さんは、「身体は鍛えるのではなく、育てるものです」と言います。自分の身体に意識を向けて、今の自分の身体の状態を理解して、それを受け入れることからスタートするのです。
「以前はこうじゃなかった」とぼやいてみても、身体が若返ることはありません。長年働いてくれている身体に感謝しながら、少しずつさびつきかけた部品の手入れをするのが大事なのです。
自分の足をマッサージすると、色んなところに痛みがあることがわかります。「毎日体重を支えて、がんばってくれてるよね」、そんな気持ちでマッサージをすると、身体中がポカポカしてきます。
太ももに両手をおいて、深呼吸していると、手を伝わってほんわかした暖かさが肩から全身に広がります。自分の身体とおしゃべりしているような気がしてきます。
ちょっと調子が悪いから新しい部品に取り替えて・・・とはいかないのが、私たちの身体。いつまでも気持ちよく動けるように、日々のメインテナンスをおこたらず・・・久しぶりに菊池和子さんの本を読んで再確認です。
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