2013年3月16日土曜日

NDA

NDA: Nuclear Decommissioning Authority (原子力廃止措置機関) 2005年に設立、イギリス政府からの年間4500億円の予算で運営される組織です。http://www.nda.gov.uk/  政府の外郭機構、というようなものでしょうか。

安い電力供給が可能になるとした原子力発電。今回の福島第一原発事故でも明らかになったように、一旦作った原子力発電所を廃炉にするための作業は、私たちの想像を越えた途方もなく大変なもの。


NDAの所長のインタビューを聞きました。

NDAには原子力専門家やビジネス経験者が働いていて、政治家は一人もいない。政治家は長くても5,6年先のことを考えるだけだが、廃炉には世代を越えた、長い年月がかかる。揺るぎのない持続性が必要となる。

電気の便利さを享受(きょうじゅ)する私たちが、負の遺産として将来の世代に残してしまう原子力発電所。少しでもその負担を減らしていくためにも、大きなスパンで物事を考えられるNDAのような組織が必要とされているはずです。日本にも・・・

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