2013年3月12日火曜日

オンライン大学

iPadのアプリ、「iTunes U」のアイコンをクリックすると、世界中の大学や教育機関が提供しているビデオやオーディオが出てきます。検索をしようにも、あまりにも内容が豊富で、どこから手をつけていいのか大いに迷います。

ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の「白熱教室」、山中伸弥教授の京都賞受賞記念講演、東京大学教養学部の英語の発音授業・・・本当に「何でもあり」の魔法の箱のようです。

居ながらにして興味のある勉強ができるのに感心しきりだった私ですが、朝日新聞の記事でedXのことを目にして、さらにすごいものを発見した気分になっています。https://www.edx.org/

ハーバード大学とMIT(マサチューセッツ工科大学)が中心となってオンライン上で発信する無料授業で、参加する大学の数も増えています。世界中どこにいても、このページにあるコースが受講でき、課題を提出すれば、受講終了資格獲得となります。

MITの人気講座にモンゴルの15歳の高校生が満点を取り、MITを受験したとか。熾烈(しれつ)な研究開発にしのぎを削る大学にとって、優秀な人材確保の有力手段になっているのだそうです。

日本の23大学も3千科目の教材をオンラインで公開しているようですが、edXに参加するにはまだ遠く、公開によって間違いを指摘されたり、他大学の授業と比べられたりすることに対する抵抗感が強いのが現状。

「オンライン講座で世界の名門大の教授が出した修了証を集めれば、高い授業料を払って大学に行かなくても就職できる時代が来るだろう」という予測。「教員の研究業績を重視し、教育力は二の次としてきた日本の大学には激震だ」というコメントが的を得ているようです。

大きく揺れて、日本の教育も時代に応じて変化していけばいいですね。

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