「ワーク・ライフ・バランス」ということばがよく使われるようになっています。仕事と個人の生活のバランスを取って、その人らしい人生が送れるようにバランスを取ろうということです。
これからはそこに「ケア」が入ってくるのだそうです。「ケア」というと、私自身が経験した老人介護をすぐに思い出すのですが、育児や病人の看護も含まれます。家族の世話をする、という意味では全てが「ケア」に含まれるのです。
ケアラーとは家族の「介護」「看病」「療育」をしている人のことで、現在の日本では5人に1人の割合になるとか。ケアラー13人に1人は、育児と介護の両方をしており、2人に1人強が「介護」、
4人に1人が「看病」、7人に5人が「気遣い」(離れて暮らす家族を持つ人など)、8人に1人が「病気や障害のある子どもの養育」に当たっているという調査結果があるそうです。
少子高齢社会が進むにつれて、誰でもが、人生のどこかで「ケアラー」となる可能性はより大きくなっています。人生は計画通りにはいきませんが、人生設計の中に、育児や介護のケアを視野に入れておくことも必要なのだと思います。
ただし、将来やることになるかもしれない介護に対して、ムダな不安感はマイナスだと思います。その時になったら、その時のベストを考えて実行するだけです。必要な時に必要なサポートが受けられる社会であり続けてほしいと思います。
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