2012年8月31日金曜日

パラリンピック開幕

パラリンピック発祥のイギリスでの大会が開幕

開会式のダイジェストをテレビで見ました
大きな競技場が割れるばかりの大歓声
オリンピックと同じ興奮が渦巻いていました

2000年のシドニー大会では会場のプレス席で
2004年のアテネ大会では日本選手団の一員として
あの大歓声の場にいた私
懐かしい感覚がよみがえってきました 


2000年のシドニー大会でのアテンドの記録です


初めて使ったデジカメで「速報」していました
画像の質はとても悪く、現在とは隔世の感ありです

2012年8月30日木曜日

お迎え

「お父様がまだ来ちゃいけない、っておっしゃるの」

90歳の私の祖母(母の母)が寝たきりになってしばらくしてからこう言いました。12月10日前後だったと思います。その時、周りの家族は、祖父が亡くなった18日あたりが旅立ちの日になるのでは、と漠然と考えていました。

大きな病気があったわけではありません。老衰で床についた祖母でした。とても穏やかな日々が続き、そしてみんなの予想どおり、祖母は祖父と同じ日に亡くなりました。

「天国からの“お迎え” 穏やかな看取りとは」というタイトルのNHKクローズアップ現代。看取りがテレビ番組のタイトルとなったことに、少し感慨深いものがありました。

安らかに旅立った人の多くに、両親、友人、ペットなどの「お迎え」があり、それによって、死への恐怖がなくなり、とても穏やかに最期を迎えている、そんな調査を仙台の在宅医療関係者が行いました。その穏やかな死に立ち会った人も、自分の将来迎える死を「怖くない」と感じるようになったとか。

死に直面している人への精神的ケアだけでなく、周りの人の看取りへの不安を取り除くことが大切と考えられる終末期医療。その現場で「お迎え」の効用がはっきりしたのも興味深いことでした。

番組の中で、自宅で曾祖母を見送った小学校の女の子は、おばあちゃんに「ありがとう」ということばをかけ、死後もおばあちゃんは心の中にいる、と答えていました。

私も祖母が今も私の心の中に生きていることを感じています。わが家の子供たちも小学生時代に見送った祖父がいつも見守ってくれていることを知っています。

人間にとって大切な人の死は悲しいけれど、それはみんなに平等に訪れる自然なもの。看取りを体験できた人は旅立つ人から大きな贈り物をもらったことになるのですね。

2012年8月29日水曜日

散歩仲間


散歩の途中、ふっと首に巻いたタオルを見ると・・・

羽が少し破れています
疲れちゃったのかな
そっと植え込みの陰におろしてやりました

2012年8月28日火曜日

西国第一番札所

 西国三十三観音巡礼、第一札所の青岸渡寺(せいがんとじ)







熊野那智大社のおとなり
晴れていたと思ったら時雨(じぐ)れる、山の天気

山道を一歩一歩登る巡礼者は
こんな雄大な景色を眺めることができるのです

レンタカーで一番上まで上がってしまった私でも
巡礼のご利益(りやく)はあるのでしょうか
少し心配・・・

2012年8月27日月曜日

水族館大国

 日本にはいくつ水族館があるでしょうか?ご存知ですか?

今年開業した京都水族館を含めて、72
人口あたり世界で一番水族館の数が多いのが日本なのです


水族館と言えばドルフィンショー
大きな水しぶきを浴びて会場は大騒ぎ

入道雲がモクモク・・・
延々と続く人の列・・・
暑さと人の数で夏休みを実感

2012年8月26日日曜日

清潔志向

幼少期に不衛生な環境で育つと免疫が発達し、アレルギーになりにくくなる。こんな「衛生仮説」があるそうです。

それを実証するような調査結果がフィンランドのチームから発表され、生まれてから1歳になるまで、犬と一緒に育った赤ちゃんは耳やのどの感染症になりにくく、抗生物質の使用も少なくて済むと報告がされているとか。犬が屋外と屋内を行き来する家庭ほど健康に育つ傾向が見られる、というのは、何とも逆説的で楽しいこと。

赤ちゃんを育てる環境は清潔でなければ、と思い込む現代人。食器はもちろん煮沸(しゃふつ)消毒して・・・

そういえば、最初の子育てのほんの最初の時期はそんなこともしていた私。二人目の時は、消毒する、なんていう感覚は全くなし。それで何の問題もなし。

「不衛生」とは言っても、限度はあるはずですが、現代人、特に日本人の清潔志向を少し見直してもいいのでは・・・と思わせてくれる調査結果です。

2012年8月25日土曜日

おしゃべり

稲穂があっちこっちに向いているたんぼ
ここは、まだ頭(こうべ)を垂れることなく
みんな顔をつき合わせておしゃべりしているのかしら・・・

2012年8月24日金曜日

ゴイサギくん

 ビニールハウスのフレームに止まったゴイサギくん
公園への行き帰り、同じ場所にじっとしていました

お~っ、カユイカユイ・・・とでも言っているような
ゴイサギくん、ずいぶんイメージが違います

2012年8月23日木曜日

ロンドンへ出発!

22日夕刊、日本パラリンピック選手団がロンドンに向けて成田空港を出発という記事が掲載されていました。8月29日から12日間、オリンピックと同じ競技会場を使って開催されます。

友人がラジオで聞いたと教えてくれたのは、アメリカで、オリンピックメダリストのパレードがワシントンDCで行われるのは、パラリンピック終了後なのだそうです。オリンピックだけでなく、パラリンピックのメダリストも一緒にパレードをするということですね。

ロンドンオリンピックのメダルラッシュの余韻が残っていた先日の銀座でのメダリストのパレードは、熱狂的なファンが50万人近くも集まりました。選手たちもファンも、双方から「ありがとう」ということばのキャッチボールができた、すてきなパレードでした。

でも、もし、そこに、パラリンピックのメダリストたちも一緒だったら・・・と思うのは、車いすフェンシングという競技のスタッフを経験した私だけでしょうか。

2000年のシドニー大会以降、オリンピックとパラリンピックが同じ都市での開催となり、パラリンピックの存在が周知されるようになってきているのですから、もう少し日本でもパラリンピックへの関心が高まってほしいな、と思います。

2020年東京にオリンピックを誘致しよう、その機運を高めようとして、行われた今回のメダリストのパレード。

手元に届いている東京誘致のためのステッカーにはこんな文章があります。

「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ。2020年オリンピック・パラリンピックを日本に!」

日本のパラリンピック選手団、ロンドンでの競技に、どうぞ声援をお願いします!

2012年8月22日水曜日

しつもん!ドラえもん(カレー編)

「海上自衛隊の人たちは、みんな金曜のお昼にカレーを食べるん
だって。どうしてかな?」

答えは、「曜日がわかるようにするため」

「海の上にいると曜日がわからなくなるから、金曜はカレーに決めて
いるんだ。曜日を決めて食べる習慣は、明治時代の海軍が始めたよ」


先日、友人が、「退職したら、毎日が日曜日で、曜日の感覚がなくなるだろうな」って言ってました。

海軍方式で、金曜日のお昼はカレーを食べますか?
でも、カレーを作ると、2,3日は食べることになるから、かえって曜日が混乱するかな・・・

2012年8月21日火曜日

でっかいぞ!

夕方の散歩
太陽の光が真横から 
ちびのChuckもでっかいぞ!

2012年8月20日月曜日

吉沢久子さん

「著者に聞きたい本のツボ」、19日の放送は御年(おんとし)94歳の吉沢久子さん。60代と言っても全く差し支えのない、張りのある声。先般出版された「あの頃のこと」(清流出版)について話していらっしゃいました。

戦時下、27歳だった吉沢さんが記した東京での日々。異常な雰囲気の中に生きる人たちは、助け合い、時にはユーモアを交えた会話をしていたとか。でも、昭和20年3月の東京大空襲以降は、「負ける」であろうことを誰もが感じ、自分の生死を考えてもどうしようもないというような、とても透明な気持ちになっていたのだそうです。

8月15日以降、空襲がないことがとても嬉しく、鼻歌を歌っていたという吉沢さん。その時代、その場、その時を経験した人でなければ話せない、書けないエピソードだと思います。

庶民の実生活を丁寧に書きためた日記が、「声高(こわだか)でない反戦の書」となっている、とインタビュアーが話していました。

番組の最後の吉沢さんのことば・・・「不行き届き(ふゆきとどき)で失礼いたしました」。94歳、何とも明快です。


吉沢久子さんの紹介記事
http://www.tubhouse.co.jp/shinia/shinia-yoshi.html

鎌田實医師が「あの頃のこと」をブログで紹介
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-4fa5-3.html

2012年8月19日日曜日

暑い日の散歩

 暑い朝、公園散歩仲間の北斗くんの首に何やら青いものが・・・

「保冷剤」で首すじを冷やしてもらっていました
気持ちいいい・・・?

2012年8月18日土曜日

帰還兵の自殺

アメリカで帰還兵の自殺数が増えているのだそうです。今年前半だけで、150人を超え、同時期のアフガニスタンでの戦死者数を上回っています。

イラク戦争からアフガニスタンへ・・・アメリカは10年以上、兵士を戦場に送り続けています。二度三度と派遣される兵士の数も増えています。

相手を殺さないと自分が殺されるという 戦場。そこに送り込まれる兵士たちは、その現場で戦えるように訓練を受けます。「人を殺せ」という訓練です。尋常ではない精神状態にならなければ、その場にはいられなくなるのです。そこでは、仲間たちが殺される場面にも遭遇します。「次は自分か・・・」という恐怖に絶えずさいなまれる、そんな日々を過ごすのです。

本国に無事に帰還したとしても、戦場での記憶がなくなるわけではありません。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断される帰還兵の数もうなぎのぼり。自殺を選ぶことにも・・・

アメリカでの帰還兵への精神的ケアの不備も指摘されています。カウンセリングが盛んな国であっても、軍隊特有の気風、「助けを求めることを恥とする文化」が邪魔をして、帰還兵のこころのケアは進んでいないのが現状のようです。

70年代前半、 泥沼のベトナム戦争を経験していたアメリカで目にした帰還兵。軍からの奨学金をもらって大学に戻ってきていた人でした。カフェテリアで話すその人の影の薄さがとても気になった私でした。心がそこにないような、そんな雰囲気でした。

戦争を知らない今の日本では想像できない経験をする人たちが、現在、このときにも世界にはたくさんいること、それを覚えていなければいけないと思います。

2012年8月17日金曜日

今年の大文字

 下鴨から見た大文字 左のはらいが少し短くなりました

 法はちょっと右に向いて

 舟形もしっかり見えます

 バイクのテールランプも一緒に写してみました

蒸し暑い京都の夏も大文字の頃となると少し涼風が・・・


2012年8月16日木曜日

大文字

8月16日。「大文字」の漢字にふりがなをつけると?

京都の人や京都好きの人なら、ほぼ全員「だいもんじ」ですが、「おおもじ」とルビをつける人もいることでしょうね。

自分(たち)にとっての「当たり前」は、決して「絶対」ではないのですね。

だから、今日(8月16日)、「大文字」を「おおもじ」と読んだ人がいたとしても、いいのですよ・・・

2012年8月15日水曜日

平和

「戦争や核兵器はなくならないという人がいる。でも考えてみてください。日本は戦国時代や江戸末期、国内で戦争していましたね。いま国内で戦争が起きる可能性があると思う人はおよそいないでしょう。地球上だって同じです」

先日の天声人語で目にした、物理学者の小沼通二(こぬまみちじ)さんのことば。

平和のための努力は、一人一人ができることを、 あきらめることなく、息長く続けること。それが世代を超えて続いた時に実現される、とまず信じることなのですね。

8月15日。「戦争を知らないこどもたち」にとっても、平和を改めてじっくり考える日。

2012年8月14日火曜日

大先輩

散歩で時々一緒になる「大先輩」
ちょっとご挨拶してみました

いつも、ゆっくり、ゆっくり歩いています
僕みたいに走りません
大きな声も出しません
公園からは、買い物カートにのせてもらって帰ります

ほんわかした「大先輩」です
Chuck


2012年8月13日月曜日

はずかしい・・・

はずかしい・・・って
顔をかくしたご近所のひまわり

ちょっとボケてしまって
はずかしい・・・

2012年8月12日日曜日

決勝戦の「ハンド・ボール」

オリンピックの女子サッカー、アメリカは優勝でさぞかし喜んでいるのだろうな、と思っていた私。土曜日、電話で話した娘は、「あのハンド・ボールがあってからは試合を見るのもいやになっちゃった・・・」と意外なコメント。

アメリカの優勝を報道する新聞が一面で取り上げたのが、下記の記事:

 (時事通信)2012/8/10 19:14
 【ベルリン時事】日本が米国に敗れたロンドン五輪の女子サッカー決勝で、ドイツ紙ウェルト(電子版)は10日、同国のビビアナ・シュタインハウス主審が 日本にPKを与えなかったため、「日本は銀を超えるメダルに届かなかった」と報じた。
 前半26分、宮間(岡山湯郷)のFKがペナルティーエリア内の米国選手の手に当たったように見えたが、ハンドにならなかった。同紙は「シュタインハウス、決勝でへま」との見出しで判定を批判した。
 シュタインハウス氏はドイツの男子2部リーグで主審を務めた、ただ一人の女性審判。昨年の女子ワールドカップ(W杯)決勝でも笛を吹いた。  



決勝戦当日、在宅勤務でテレビにかじりついていた娘(仕事はしてなかったんでしょうね・・・)試合開始まで、Facebookで「アメリカが勝つ」「いや、日本だ」と友人達とやりあっていたのだそうです。

優勝が決まったあと、「わ~い、勝った」という書き込みがあるものと思っていたのに、アメリカ人の友人達はみんな無言に・・・試合を見ていた人たちは、上記のプレーと、後半にあったアメリカ選手のラフプレーに、「ばんざい」の優勝ではなかったとか。

ワールドカップでなでしこを応援した「日本人」二人
「ハンド・ボールで優勝おめでとう」と、嫌みなコメントをFacebookに書き込もうかとも思った娘。試合後のインタビューで、日本の佐々木監督の「あれ、と思ったけれど、審判の判断は尊重しなければ」と いうコメントを聞いて、嫌みの祝福はやめにしたのだそうです。

なでしこのすばらしい試合ぶりはアメリカでも評判だとか。「これからも楽しみよ!」と「うちのチーム」の「なでしこ」を応援しているわが娘、ずっとアメリカに住んでいても、やっぱり日本人!


2012年8月11日土曜日

ひまわり

 琵琶湖岸のひまわりばたけ
背中から午後の日差しを浴びて光っています



これは誰かの作品?
ここに咲くひまわりは、こんなに小ぶり

2012年8月10日金曜日

期待の中で・・・

金メダルを目指していた、なでしこジャパン、見事な試合でした。結果は銀メダル。昨年のワールドカップ優勝後、膨れ上がる期待の中で、オリンピック予選を勝ち抜き、戦い続けたのですから見事の一言。

伊吹山のなでしこ
「入場式の旗手は金メダルを取れない」という日本チームのジンクスをあっさり破ったのは、レスリングの吉田沙保里(さおり)選手。三大会連続の金メダルは同じレスリングの伊調馨(いちょうかおり)選手も 達成。これがどんなにすごいことなのか、素人には想像できません。

「絶対金メダル」と話していた、体操の内村航平選手、団体では銀メダルでしたが、個人総合ではダントツの金メダル。

どの選手も、日本中の大きな期待の中、実力を存分に発揮し、素晴らしい結果を残しました。日頃からの努力とたくましい精神力に脱帽です。

「期待に答えられなくて申し訳ない・・・」とインタビューに答えた多くの選手たちも、結果にはつながらなかったけれど、代表に選ばれるまで、それぞれ続けた精進はいくばくか・・・

一瞬の流れや審判の判断によって結果が大きく変わってしまうスポーツの世界。まだオリンピックは終わっていませんが、選手ひとりひとりにごくろうさま、と声をかけたいと思いました。
 


2012年8月9日木曜日

応援植物


京都植物園、カワラナデシコのプレートには
「オリンピック応援植物」の名前
友人が目にして「ブログネタに」と送ってくれました

秋の七草のなでしこも今年は真夏の登場です
「なでしこ」がんばれ!!!



2012年8月8日水曜日

実るほど・・・

「実るほど、頭(こうべ)をたれる稲穂かな」

まっすぐ伸びて、そして頭をたれる稲穂です
今年最初に見つけた「謙虚な」稲穂です

2012年8月7日火曜日

ゼロからの挑戦

 7月10日から15日まで、ニューヨークのブロードウェーで上演されたミュージカル「シカゴ」。主演女優の米倉涼子さんは、この公演に向けて、ほぼゼロから1年半をかけて英語を学んだのだそうです。

セリフ1行を覚えるのは1日がかり、それを翌日は忘れて、また覚えて・・・当初はカタカナの音で暗記することもあったとか。「わかる英語」で歌ってセリフを言うのですから、単に英会話を勉強するのとは話が違います。

何事もやればできる、プロならではの根性、と言ってしまえばそれまでですが、新しい言葉を身につけるのに、本当の意味での「必要性」がいかに大切かを再確認したように思います。

日本人の多くが持つ「英語が話せるようになればいいな・・・」という希望を、現実のものにするには、一人一人、はっきりした理由付けが 必要なのですね。

私自身は、何となく・・・英語とつきあってきましたから、米倉さんのように強い意志を持って英語に挑戦した人を、ただただ尊敬するのみ。すごいな・・・

 ブロードウェーの舞台風景がyoutubeにありました。
http://www.youtube.com/watch?v=2U9u0BZIpaQ

2012年8月6日月曜日

雲・雲・雲

 珍しく青空に雲が広がった夕方
空を見上げてばかり
ちっとも先に進まない散歩
Chuckはあきらめ顔でした・・・







2012年8月5日日曜日

おもてがにぎやか

 せみがにぎやかな朝
Chuckが偵察中

Chuck!と呼ばれて振り返ったけど・・・
逆光だと、目はどこに?

2012年8月4日土曜日

お花畑




伊吹山のお花畑、今年は三度目の挑戦でした
最初は8月下旬、二度目は7月上旬
いずれもお花の数が少なくて、三度目の正直をねらった今年

山頂は霧が下から湧き上がってくるお天気でした
お花はそれなりに咲いていましたが
私の好きな下野草(しもつけそう)はあまりありませんでした・・・

う~ん・・・いいお天気とお花のベストが重なるのは難しい!

大汗かいて、自然の中でゆったりした一日でした

2012年8月3日金曜日

オリンピックの景色

体操個人総合で金メダルを獲得した内村航平選手。「一番高いところに立って見たオリンピックの景色は、今までのものとは全く違っていました」とのコメント。世界選手権三連覇中の内村選手にとっても、オリンピックの金メダルの意味は特別なものだったようです。

日本チームとしての団体競技では不完全燃焼だった内村選手です。個人の舞台で、自分一人、持てる力をすべて出し切った結果の文句ない世界のトップ。その景色はさぞかしだったことと思います。

車いすフェンシング競技のスタッフとして、パラリンピック・世界選手権・ワールドカップ、それぞれを経験した私です。オリンピックとパラリンピックでは規模が違うというものの、最高の競技会での「華やかさ」、「重圧」、そして「楽しさ」を私なりに味わってきました。

表彰台の金メダルの位置から、オリンピックやパラリンピックの景色を見られるのは、ごく一部の選手だけ。ですが、参加するすべての選手にとって、4年に一度のオリンピック・パラリンピックは、かけがえのない「景色」をそれぞれに見せてくれるのだと思います。

今回のロンドンパラリンピックは、車いすフェンシングの選手の参加は叶いませんでしたが・・・

2008年北京パラリンピック 車いすフェンシング 試合風景