絵文字は使わない私です。理由は・・・と考えても、別に取り立てて強い意志があるわけでもありません。その代わりではありませんが、私の文章は「・・・」が多いです。ちょっと含みを持たせたい時、言い切るには強いかな、と思う時、そんな時の「点点点」です。
絵文字とは少し違うのですが、(笑)を文章の最後によくつける人がいます。今まで、何気なくそれを見ていたのですが、あるところで対談を英語と日本語で書き起こした、つまり通訳をはさんだ対談で、それぞれの発言を英語と日本語並べた文章に出会いました。
あ る一行は、ことばはなく(笑)だけがあり、その英語訳が「smiles」でした。これを見て、アレッと思った私です。確かに、「笑う」はsmileです し、これは正しい訳だと思います。その場にいた翻訳者(通訳者かもしれませんが)がsmileだと思って書いたのです。そこはlaughの笑いではないの です。
日本語の文章の中にある(笑)にいつもちょっぴり「自虐的」(じぎゃくてき)な笑いを感じていた私です。「照れている」というか、「こんなことしちゃってね」という感じでしょうか。
もちろん、大笑いの時もあるはずですが、日本語はいつも(笑)です。大笑いの時は太字にしたらどうでしょうか?ちょっと照れた笑いはイタリックにしたりして・・・
同じ(笑)という表現でも、英語にすると、色んな単語に変化します。そこが翻訳や通訳の難しいところであり、おもしろいところなんですね。見慣れた(笑)の表記に、いろんな表情が透(す)けて見えるような気がしました。
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