2009年10月29日木曜日

読書週間

シカゴ時代、「出かけるよ!」と声をかけると、ぬいぐるみと一緒に、本を必ず持って車に乗り込んでいたわが家のこどもたち。家にいてゆっくり読めばいいものを、どこにいても何となく本があると安心していたようです。

小さい時から本が大好きだったわが家の二人は、アメリカで進学した大学では二人ともEnglish Majorでした。「日本人が英語を専攻ですか」という感じでしたが、理科系は母親に似て苦手だった二人にとって、とても自然な選択だったようです。

活字離れが言われるようになって久しいのですが、最近は本好きな中高生が増えてきたという調査結果がありました。学校で読書の時間を設けるといった取り組みが功を奏しているようだ、との報告でした。

何 も考えなくても、映像と音声で情報が届くテレビに比べ、文字を読むことは確かにめんどうです。でもめんどうだからこそ、そこには「おもしろみ」が隠されて います。若い時期に本に親しんだ子ども達の将来が楽しみです。きっと新しい時代にふさわしい人材となっていくはずです。

10月下旬のこの時期は読書週間。小さい時から「読書習慣」をつけることは、そのこどもにとっての貴重な財産作り。最初は日本語で本を読んでいたわが家の二人が英語を通してより大きな世界に飛び出して行ったように。

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