2009年5月16日土曜日

世界幸福会議

今週、オーストラリアのシドニーで「世界幸福会議」が開かれました。世界各国から約2000人の神経科学者・哲学者・心理学者・神学者などが集まり、幸せに生きるための議論を交わしたそうです。Happiness conference promises key to inner joy - CNN.com

「持続可能な幸せの構造」「良好な関係のための実用的ツール」などの演題で、講義やワークショップが開催されました。

前向きな考え方をする人、いい人間関係がある人の「幸せ度」が高いことは、今までの多くの研究から明らかにされています。性格や環境によって「幸せ度」に差が あったとしても、私たちはだれでも幸せになる方法を学ぶことができる。経済危機の現状や不透明な時代だからこそ、科学的に証明された方法でそれを学ぶ必要があるというのです。

「幸せビジネス」と呼ばれる自己啓発に関する分野も今後大きく成長すると考えられています。幸せになるための本やDVDの販売、健康プログラムなどのビジネスは今後3年間、年6%の成長が見込まれるのだそうです。

2005年にこの会議が最初に開かれて時の参加者はわずか300名。2007年の会議にダライラマが出席したことから、一挙に参加者が急増したとか。世界中の多くの人が、幸せになりたいという想いを強く持つようになってきたのでしょうか。

Happiness is contagious in social network.
幸せは、社会的ネットワークにおいて
接触伝染性を呈(てい)す

つまり、人から人へ伝染しやすいということですね。新型インフルエンザではなく、この集団感染なら大歓迎です。みんなで幸せの「病原菌」をいっぱいまき散らしていきたいものです。

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