アメリカのトランプ大統領の7カ国の住民のアメリカへの入国を制限する「大統領令」。移民や難民を拒否するようなその政策に世界各地で反対の声があがってます。移民の国のアメリカで、信じられない。トランプ氏も祖父母がアメリカにやってきた移民の子孫ではいか・・・などなど、批判的な意見が目につきます。
評論家の宇野常寛(うのつねひろ)さんが書いていました。
そもそも、日本でトランプ氏を批判的に論じる事には、こっけいさが付きまといます。移民を受け入れていない国で「入国制限はけしからん」」というのはギャグですよ。
もちろん、トランプ氏への批判は必要だと僕は考えます。しかしその批判は、同時に自分たちの足元を見直すものでなければ意味がない。
まさしく、その通り。2016年に地中海を渡ろうとした難民の数は35万人、そのうちの5000人が命を落としているという現実。2015年、日本の法務省が入国を認めた難民は27人。
現在も難民に対しては「鎖国」を続ける日本。トランプ大統領の言動を批判する前に、その現実もしっかり見つけておきたいものです。
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