2015年4月25日、ネパールを襲った大地震。9000人近い死者、70万棟近い建物が全半壊したという政府発表。一年たった今も政府からの支援金の一部が受け取れたのは、641世帯のみという新聞記事。実際の被害の把握もできていないのが実情であるようです。
ネパール出身の私の友人も、ふるさとの村に作った小学校が大きく壊れ、復興のために寄付を募っています。一年経ってもまだがれきの処理も住んでいない山間の村も多いようです。
昨年9月からのインドとの国境が封鎖で、石油などの輸入が止まったことも復興の大きなブレーキになったとか。大きな災害のあと、復興の道のりはまだまだ遠いようです。
新聞記事に胸を痛めていたら、最近、ネパールを訪問した方の投書が目に留まりました。
「無惨に壊れたままの寺院や建物もあったが、住民の表情は以外だった。途中で通った村々では、子どもも親もみな、明るい雰囲気を漂わせているのだ」
「決して裕福ではなく、生活は日本の昭和30年代前半ごろの感じ。暮らしは不便に違いない。それでも互いに寄り添い、地域で自分の子も他人の子も同じように育て、支え合って暮らしている。こころの暖かさ、豊かさを感じた」
読み終わってホッとできた記事。ネパールの、そして熊本地震の被災者の方々の笑顔を思い浮かべていたいと思います。
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