夫婦別姓に関する新聞の特集記事を読んでいました。
「夫婦別姓は子どもがかわいそう」「いじめられるから」という意見があることに対して、「いじめる方が問題で、かわいそうにしているのは周囲。いじめられない社会にすることを考えるべきだ」という文章に、「納得」の私。
30年近く前に「帰国子女」を連れて日本に戻った頃は「帰国子女問題」があれこれ取りざたされていた時代。帰ってくる子どもが問題なのではなく、その子どもたちを受け入れない人たちや社会が問題なのにな・・・と思っていた私。
幸い、わが家の息子と娘は「それなりに」日本社会に順応してくれて、大きな問題はなかったけれど、シカゴの日本人学校で成績・人格優秀だった中学生が日本の学校に馴染めず、転校をくり返している、という情報にこころを痛めていた私。
現在「問題」となっている夫婦別姓も30年前の帰国子女問題も、「みんな同じ」でないといけない、かわいそう、の日本社会が変わっていないことの象徴のような気がする私。
多様性が社会を柔軟にし、生きやすくするはずなのに。「みんな違っていてもいいんだよ」とこころから言える社会であってほしい・・・と思う私。
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