お正月のテレビで、コンクール参加者が、使用するピアノを選ぶことができるのを初めて知りました。日本のピアノメーカー、ヤマハ、カワイも「もう一つのコンクール」に参戦していました。本戦出場者10名のうち、ヤマハを選んだのが7人。スタインウェイを選んだのが3人。

ただし、7人の演奏者のそれぞれ個性的な音に対する要求をどのように対応するか。演奏者ごとに音を変えることはできないのですから、7人の演奏者が満足できる音作りはどうすればいいのか。調律師の悩みは大きかったようです。
優勝したチョ・ソンジンが弾いたのはスタインウェイ。二位になったカナダのシャルル・リシャール=アムランが弾いたのはヤマハ。ヤマハが頂点に立つことはできませんでした。
「5年後に向けて、やるべきことをしっかり準備していきます」と、ヤマハの調律師のことば。演奏者だけでなく、彼らを支える裏方さんたちの次への挑戦はもう始まっているようです。
ショパンコンクール公式ピアノ
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