2015年8月13日木曜日

30年の月日

日航機が群馬県の御巣鷹(おすたか)で墜落した事故から30年。520人の死亡者が出た、国内最悪の事故が起こったのは、1985年8月12日。

事故現場の特定が難しく、救援隊のヘリが事故現場に到着して救援活動を開始したのは、事故から14時間たった翌日朝8時半。生存者4名が救出されたものの、熊笹が生い茂る急な山の斜面をかきわけて上っていく地上からの救援は難航を極めたとか。

麓の群馬県上野村の住民も昼夜通しての救助活動を続けました。「あの状況では誰も疲れたなんて考えることもなかった。ただただ、早く助けてあげたいと思って、みんなが動き回っていた」と当時の消防団員の男性のことば。

12日の朝日新聞にお父さんを事故でなくした方の投書がありました。「数年に一度、母や妻と御巣鷹に上ります。慰霊の意味もありますが、こんな困難な場所で救助に当たってくださった方々への感謝を思い返すためでもあります」

暖かいこころを持ち続けるこの男性、亡くなったお父さんと同じ歳、41歳になったそうです。

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