北京で開かれている陸上・世界選手権の男子100メートルで、17歳のブータンの選手が「ブータン新記録」を樹立、というニュース。
元陸上・400メートルハードルのオリンピック選手の為末大(ためすえだい)さんが、ブータンの若手選手の指導をしたテレビを偶然見ていた私。為末さんはブータン政府からスポーツ親善大使として任命されています。
世界陸上は参加標準記録があり、男子100メートルは10秒16。このブータンのタシ・デンドゥップ君のブータン新記録は12秒15。国際陸上競技連盟が、競技普及のために、陸上後進国の選手達を世界選手権に招いて、レースをするということも初めて知りました。タシ君の記録は、この特別レースでも最下位。
国内唯一の陸上トラックで練習を続けるタシ君にとって、世界に飛び立つ大きな第一歩となった今回の北京大会。2020年東京に向けて一層練習を続けることでしょう。
世界には、まだまだスポーツの競技環境が整わない国もたくさんあるはず。日本人がこの分野でも世界でお役に立てることがあるなら、2020年東京がきっかけとなってそんな動きが盛んになれば、と思います。
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