ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」、今年の大ヒット作。劇中の全楽曲の訳詞をした高橋知伽江(たかはしちかえ)さんの訳詞のエピソード。
歌詞の翻訳は字幕や吹き替えの訳し方とは違う技術が必要。まず耳で聞いてすぐに理解できるやさしいことばを使うこと。メロディーが先にあるから、アクセントやイントーネーションが決まってしまい、使える言葉が限られる。
一つのことばを他のことばに置き換えるのも、いろんな場面で条件が変わってくるということですね。
「アナ雪」の有名なフレーズ、Let it goは「ありのままの」、Don't let them in, don't let them seeは「とまどい傷つき」と訳されています。
母音の「あ」「え」「お」は口を大きくあけて発音するので、ある程度はごまかせるのだけれど、口をあまり大きくあけない「い」と「う」は特に難しい音だそうです。
訳詞も他の翻訳と同じく、翻訳だと感じないくらいに自然であるようにするのが理想だと高橋さん。この仕事も奥は深いですね。
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