2014年11月24日月曜日

三だけ主義

「今だけ、金だけ、自分だけ」

現代社会で合理的と言われる行動や組織が基本としているのは、この「三だけ主義」。近代文明がたどり着いたところが「これ」だとしたら、何とも寂しい。

ですが、この近代文明が壁にぶつかっていると感じる人たちが増えているのも事実。健康と持続性を追求しようとする動き「ロハス運動」は、他者を気づかい、環境としての自然を大切に、個人のライフスタイルを変えていこうとする人たちが、ゆるやかなつながりの中で活動しています。

社会変革の必要性を感じているのは、世界共通のこと。近代文明の矛盾に気づいた人たちは、自分たちの考え方に合った企業を厳しく選別し始め、20世紀の経営とは違う21世紀型経営の物作りやサービスのあり方が生まれてきているのです。

近代文明の内部からの変革は、一人一人の気づきから始まる。小さな流れが、少しずつ大きくなって、世界そのものが変わっていく。それこそが、現代の閉塞的な社会から抜け出す出口であり、我々の足下にその変革のチャンスがある。そこから新しい日本が生まれる可能性がある。

NHKビジネス展望、藤原直也さんのコメントでした。

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