2014年11月29日土曜日

赤ちゃんの寝袋

NICU、新生児集中治療室があることで、助かった小さな命は数限りないはず。未熟児や低体重の新生児にとって、保育器は文字通り命をつなぐ生命線.

でも、一台が約200万円する保育器は、途上国の病院での購入はまず不可能。そんな地域でも簡単に使える赤ちゃん用の小さな寝袋が開発されているというのです。体温の熱で液体に変わり保温効果が出てくるワックスのようなものが背中の部分に入ったこの寝袋、価格は約2500円。この寝袋で命を救われた赤ちゃんの数は6万人以上になるとか。

高額な医療機器の出現は、現代医療の進歩を促し、多くの命を救っているのは事実だけれど、その恩恵が届かない国や地域において、この赤ちゃんの寝袋のような製品の果たす役割の大きさは計り知れないもの。

単に、先端技術に頼るだけでなく、知恵と工夫で、かけがえのない命が救える。すてきなメッセージを伝えてくれた新聞記事でした。


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