奈良・興福寺の阿修羅(あしゅら)像。あまりにも有名な仏像で、2009年、東京で公開された時には、入場者の列が延々と続いたという報道がありました。
1月3日、興福寺の国宝館は、それほどの混雑もなく、見上げるばかりの千手観音菩薩立像(せんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)も、順路に従って動けば、左右、正面、どこからもしっかり見せていただくことができました。
そして・・・この興福寺のトップスター、阿修羅像です。乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう)という八体の仏像の一つであるのを初めて知りました。「阿修羅ファンクラブ」があるほどの人気です。左右の仲間と一緒に、展示室中央にすくっと立っていらっしゃいました。
人の動きを少しやり過ごして、正面に立ちました。周りの気配を全く感じることのない一瞬でした。阿修羅像の「独り占め」です。
興福寺のホームページから「直接呼び出し」(クリックでそのページに飛ぶこと)は禁止。もちろん写真も転載できませんから、はがきを撮影した阿修羅像です。
掲載写真はもう一つですが、あの静かなひとときを懐かしく思い出す私です。
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