2011年12月17日土曜日

節約

食糧自給率の低さが問題になっている現代の日本。NHKラジオ深夜便で耳にした数字によると、年に600万トンの食料が生産されたり輸入されたりしている日本で、200万トンが廃棄処分になっているというのです。賞味期限が切れているという理由でまだ食べられるものが捨てられたり、パーティーなどの食事の15%は手つかずのままで処分されているというのです。一方では、現代の日本の中でも満足に食べられない人たちが増えているのが現実です。

公平な配分ができる社会となるために、まず私たち一人一人にできることが「節約」だと、この日のゲスト東京大学の月尾嘉男(つきおよしお)教授が話していらっしゃいました。日本にとって節約こそが最大の資源となり、安全保障にもつながるというのです。

「もったいない」ということばが生まれた国、日本。食べ物だけでなく、身の回りのすべてにおいて私たちの祖父母の世代が持っていた節約の感覚を思い出すことが大切な時代となりました。

自分自身にとって何が大切なのか。どういう生き方がしたいのか。それを考えるきっかけともなるラジオからの放送。半分寝ぼけていましたが、とてもこころにしみた番組でした。

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