この写真を、電話で誰かに説明するとしたら、どんな風になさるでしょうか?
「大きな葉っぱですね。逆光で写したようですね」・・・などなど、思いつくままに独り言を言ってみてください。
なかなか難しい、そう思いませんか?
自分が目にしていることを、聞いている人に説明するのは、ラジオでは当たり前のこと。聴視者は、耳にすることばから自分自身のイメージをふくらませていきます。
NHK ラジオビタミンの中の「お天気あっちこっち」は、ホームページにその日に投稿された写真をキャスターが説明していきます。きれいな写真を「きれいですね・・・」と言っても、何がどんな風にきれいなのか。何をきれいと感じたのか、全くわかりません。キャスターの方々が苦労してことばを探しているのがよくわかります。
ホームページが見られる人は同時に見ていればいいのですが、私はいつも「耳」で画像を想像しています。本物の写真とは違っているかもしれませんが、自分の中のイメージ作りを楽しんでいます。
目の不自由な方が「テレビを見ています」とおっしゃる気持ちもよくわかる気がします。イメージの世界はとても自由ですものね。
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