2011年8月26日金曜日

「健康」とは


ラジオあさいちばん「健康ライフ」は、朝5時35分過ぎから約10分間の短い番組です。寝ぼけている時間ですから、毎回しっかり聞く・・・のはとっても無理。HPで放送済みのものが聞けるようになっています。ぜひ「100人いれば100の健康」をお聞きください。

お話していらっしゃる、浜松医科大学名誉教授の高田明和先生は、生理学が専門のお医者さん。うつ病や不眠症に関して著名な方です。長年実践されている禅についての著作もあります。以前から数冊、先生の本を読んでいた私です。




「100人いれば100の健康」
を簡単にまとめておきます。

 ・(月) 誰にでも効く健康法はない:自分がいいと思う健康法を楽しんで実践する。

 ・(火) 正常値の考え方:人によって「正常値」は違う。
                  信頼できる医療者と一緒に自分にとって正しい正常値を知る努力を。

 ・(水) 病気の予防も人それぞれ:研究や実験データは、前提条件や実施条件で変わってくる。
                  数字に振り回されることなく、自分のこころの声に従うこと。

 ・(木) 脳にはたらく薬を考える:睡眠剤、睡眠導入剤、抗不安薬などを飲み続けると、
                 脳そのものの反応が変化してしまう。症状が治まって薬をやめようと
                 しても脳の状態が元に戻ることはない。
                 「よく効く薬」は危険も多いことを理解する。

 ・(金) 健康とは何か:「こころが楽である状態」 「足を知る」ことが大切。
                「自分を責めず、比べず、過去を思い出さず」


最終回は、現在の行き過ぎた「健康志向」への警鐘だと思います。一週間を通して、現代医療に関しても、しばし考えてみよう、と提案されているように思いました。


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