今年の夏の甲子園、試合直後のインタビュー。質問を受けるほとんどの監督・選手は、まず「そうですね・・・」と口にしました。野球だけでなく、スポーツ選手がインタビューに答えてる時も同じこと。「そうですね・・・」の連発です。
「そうですね」という表現は、相手の考えに同意する時に口にすることばですが、この表現を無意識のように話す人たちは、「そうですね・・・」と何か含みを持たせているように感じてしまう私です。質問にすぐに答えず、少し時間を稼いでいるような、そんな雰囲気も感じます。
あまりにも同じように繰り返される「そうですね・・・」が耳について、せっかくのインタビューの内容が頭に入らないこともしばしば。「はやりのくちぐせ」として聞き流せばいいものを・・・
先日、ラジオで、電話インタビューを受けていた、仙台在住の児童心理の専門家の方(お名前は聞き逃しました)。震災直後から、こどもたちをサポートするネットワークを作って活動中です。被災地のこどもたちが、今何ができるかも含めて将来のことをどれだけ真剣に考えているかを熱く語っていらっしゃいました。
アナウンサーの質問を受けて、「そうなんです!」と返事があります。相手のことばを、全くその通りと肯定する気持ちがしっかり表れていました。お話の内容そのものと、その方の口調は、被災地のこどもたちへの暖かいまなざしがあふれているように感じました。
何度も耳に入ってきた「そうなんです!」が決していやでなかった私です。「そうですね・・・」とは全く違う「気持ち」が伝わってきたからでしょうか。
1 件のコメント:
わたしも「そうですね・・」が
気になって気になって。
監督や先輩が(彼らも同じかな・・・)
練習させてあげるといいですね。
インタビューも試合のうち、と
教えてあげたり(*^_^*)
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