2009年の政権交代。政治に関心が薄い私ですら、「何かが変わるかも・・・」と気持ちが高揚したのを覚えています。そして、今、日本の現状は・・・
政権交代は、「自民党ではもうだめだから」という力学で起きた結果であり、政党本位、政策本位の選択では全くなかったという評価を目にしました。日本の民主主義もやっとここまで来たか、というような論もありましたが、結果は「わけのわからない二大政党のもとで、何も決まらない政治が続いている」「だめ比べで起こる政権交代なら何度起きても意味はない」ということになってしまうようです。
3月の大震災・原発事故、政府のその後の対応の何とまどろっこしいこと。鎌田實先生が震災4ヶ月の頃、「国会は、政局をしている暇なんてない」とブログに書かれました。5ヶ月目となった今でも同じような気持ちとなります。本当に動き出してくれる政治家たちはいないのでしょうか。
「だめ比べ」ということばを見つけた「“政治改革”再考」というコラムにあった一節です。
「民主主義のもとでの政党政治は、民意を映す鏡である。それはしばしばゆがむかもしれないが、映っているのは別世界ではない。あまりにひどいからといって背を向けてみても、背中が映るだけのことである。胸くそが悪かろうが、じれったかろうが、向き合っていくほかない。」
「時」を待ちましょう。日本の未来を信じて・・・
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