2011年4月4日月曜日

ハグ募金


東日本大震災には、世界各地から義援金が寄せられています。それぞれの人たちが亡くなった人たちや被災をした人たちへの気持ちをそれぞれの形で送っているのです。

ニューヨークで日本人の学生たちが「バグ募金」をしたという記事がありました。通りがかりの人に声をかけてハグをしてもらいます。学生はハグ一回につき10セントを寄付します。そして、ハグしてくれた人も募金箱にお金を入れてくれたそうです。手にする紙には「Free Hugs for JAPAN」とあります。ハグすることが自然な社会だからこその募金の形です。

ハグといえば、シカゴ時代の友人を思い出します。身長180センチを越す彼女。横もたっぷりしています。肝っ玉母さんそのもので、教会や子どもたちの学校などの活動に飛び回っていました。どんな時にもみんなのことを考えている、そんな人です。

彼女のハグが何ともすてきなんです。ふんわりとした大きなからだに包まれるのは、「し・あ・わ・せ!」を感じさせてくれます。いつも暖かい気持ちが伝わってくるのです。

その彼女から先月の震災後にメールが届きました。「我が家にはいつでも泊まってくれていいよ。早めにいらっしゃい・・・」と。今月半ば、アメリカに行く予定をしている私。原発の事故を心配してくれている彼女からのメールでした。「京都はFukushimaからは遠いから大丈夫。ありがとう」と返事をしました。

何年ぶりでしょうか。彼女にもうすぐ会えます。ハグしてもらえます。


PS: 今回の震災報道で悲しむ人を見るたびに、「誰かハグしてあげて」と思った私です。日本人、特に感情を押さえる東北の方々に「ハグ」は合わないのかもしれません。でもハグとは「お母さんのだっこ」ですよね。誰にでも必要な。被災者の方々には特に必要な・・・

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