1995年の阪神淡路大震災は日本のボランティア元年だと言われます。多くの人たちがボランティア活動にはせ参じ、当初の混乱の中から、ボランティアを上手にコーディネートするしくみも生まれていきました。その後の中越地震などの時にも、ボランティアの人たちが復興のお手伝いをしたのです。
今回の東北関東大震災直後からボランティアについての動きが始まったようです。ただ、今回の震災は、あまりにも規模が大きく、地域も広く、組織に属さないボランティアたちにとって、どうやって活動したらいいのかが、わからなかったはずです。
そこで立ち上げられたのが
東日本大震災支援全国ネットワークです。「おたがいさま」の精神でやっていきたい、という設立メッセージ、とてもすてきです。やれることを、必要な人に届けたい。そのためにもこのようなネットワークが必要です。物品の寄付、義援金も受け付けるようです。
1995年には、インターネット上での情報収集は今ほどできなかったのですが、今回は、被災者自身からの発信も含めて、本当に多くの情報が飛び交(か)っています。中には不正確な内容だったりするものもありますから、読む側の正確な判断が要求されることになります。
善意が善意として被災者の方々の元に届くように、ボランティアのネットワークに期待します。
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